今日は東京都庭園美術館に『20世紀のポスター[図像と文字の風景]―ビジュアルコミュニケーションは可能か?』を見に行きました。
東京都庭園美術館は旧朝香宮邸を改装した美術館です。
詳しくないので雑な感想ですが「ドラマで見るような豪邸」といった感じ。
展示を見ているあいだ、どことなく非現実的な感覚がありました。
庭園も非常に広くて、展示を見た後散歩していて気持ちがよかったです。
シュテンベルク兄弟の『カメラを持った男』のポスターや、エル・リシツキーの作品など、有名なポスターの実物を見られたのが嬉しかったです。
ロシア構成主義のコーナーはあんまり数がなかったのが個人的には残念でしたが、まあそれをいうのは贅沢な話ですね。
比較的最近のものだとジャン・=ブノワ・レヴィ(同名の映画監督がいるようですが別人)のポスターもよかったです。
シンプルな構図にタイポグラフィが動きを与えていて、余計な装飾なしに(むしろ、余計な装飾がないことで)印象に残る作品になっています。
その他、ヨゼフ・ミューラー=ブロックマンのリズミカルなポスターや、オトル・アイヒャーによるオリンピックのピクトグラムが印象的でした。
名前は聞いたことがあっても詳しく調べたことがなかったり、そもそも知らなかったりする作者も多く、改めてポスターの世界は奥深いなと。
余談ですが、東京都庭園美術館のミュージアムショップを覗いたらスタンランのポストカードがあったので買ってきました。やっぱりスタンランの猫はかわいい……
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