ライポンって知ってる??
俺の地元では誰でも知ってるライポン!!
でもチョット地元が離れると全く通じない!!!
って事でググりました!!
蝉という存在を知らなかった外国人が、「声のする木」をほしがったというエピソードを昆虫記の中で読んだことがあったが、そうした「唸る木」というのは実在するものだと、つい最近感じたことがある。
目黒区碑文谷(ひもんや)に円融寺という古刹があって、その中心的な建物である釈迦堂裏に菩提樹の巨樹がある。
菩提樹といっても釈迦が悟りを開いた木ではなく、勘違いして輸入され命名された木の方である。
初夏の頃になると、小さな花を樹いっぱいに付け、少し離れた場所でも香りが漂ってくる。
この木の下に立つと唸り声が聞こえてくるのである。ワーンと鳴くのは、多数の蜂の羽音で、よくも都会にこれだけの蜂がいると思うほど、様々な種類の花蜂が花粉集めに集まってきている。
この中に、全身黄色のふさふさの毛に覆われた体長2センチほどの花蜂がいる。腹の先が少しオレンジがかっている。ハナバチは日本に15種類いると言われている。
この全身ふさふさとした黄色の毛が、ライオンをイメージさせたものか、ライポンという名前がついている。
ただしライポンという名前は地方限定、つまりは方言で、正式名は「コマルハナバチ」であることを知ったのは、成人になってからであった。それほどライポンという名前は、仲間の間で浸透していたのである。
限定の地域というのは、大田区、目黒区、品川区などの城南地区である。
目黒区発行の「街の自然12か月」という本の中にも、「小さな友だちライポン」として紹介されている。
ライポンは、刺さないハチとして知られ、特異になって素手で捕らえたものである。
手の中で出ようともがいて上へ上へとのぼってくる。その時の小さな震動のくすぐったさが、この小さな蜂をいっそう可愛く感じさせたものである。オケラ遊びのたぐいと同じである。どの虫でも、虫の特質を活かした遊び方があった。
縄張りを巡って他のハナバチを攻撃することがあり、クマバチを2匹で襲って撃退しているのを見たことがある。
ただしメスは刺す。メスは、オスとは全く色が異っていて、全身黒くて尻の先だけが黄色であるので間違うことはない。
どの蜂もそうだが、女王蜂が巣別れをして新たに巣を作る。コマルハナバチの巣は、ネズミやモグラ、鳥の古巣を利用すると云うが、実際に巣を確認したことはない。
円融寺境内では、石塔のすき間の苔の間を入っていたのを確認したことがある。
この時期、町中ではネズミモチの白い花も開花する。どちらかというとこちらの木の方が目黒でも圧倒的に多い。ライポンはこの花が好きで、よく訪れるので簡単に見ることが出来る。
刺さないんで皆さんも捕まえてみてください!!
俺の地元では誰でも知ってるライポン!!
でもチョット地元が離れると全く通じない!!!
って事でググりました!!
蝉という存在を知らなかった外国人が、「声のする木」をほしがったというエピソードを昆虫記の中で読んだことがあったが、そうした「唸る木」というのは実在するものだと、つい最近感じたことがある。
目黒区碑文谷(ひもんや)に円融寺という古刹があって、その中心的な建物である釈迦堂裏に菩提樹の巨樹がある。
菩提樹といっても釈迦が悟りを開いた木ではなく、勘違いして輸入され命名された木の方である。
初夏の頃になると、小さな花を樹いっぱいに付け、少し離れた場所でも香りが漂ってくる。
この木の下に立つと唸り声が聞こえてくるのである。ワーンと鳴くのは、多数の蜂の羽音で、よくも都会にこれだけの蜂がいると思うほど、様々な種類の花蜂が花粉集めに集まってきている。
この中に、全身黄色のふさふさの毛に覆われた体長2センチほどの花蜂がいる。腹の先が少しオレンジがかっている。ハナバチは日本に15種類いると言われている。
この全身ふさふさとした黄色の毛が、ライオンをイメージさせたものか、ライポンという名前がついている。
ただしライポンという名前は地方限定、つまりは方言で、正式名は「コマルハナバチ」であることを知ったのは、成人になってからであった。それほどライポンという名前は、仲間の間で浸透していたのである。
限定の地域というのは、大田区、目黒区、品川区などの城南地区である。
目黒区発行の「街の自然12か月」という本の中にも、「小さな友だちライポン」として紹介されている。
ライポンは、刺さないハチとして知られ、特異になって素手で捕らえたものである。
手の中で出ようともがいて上へ上へとのぼってくる。その時の小さな震動のくすぐったさが、この小さな蜂をいっそう可愛く感じさせたものである。オケラ遊びのたぐいと同じである。どの虫でも、虫の特質を活かした遊び方があった。
縄張りを巡って他のハナバチを攻撃することがあり、クマバチを2匹で襲って撃退しているのを見たことがある。
ただしメスは刺す。メスは、オスとは全く色が異っていて、全身黒くて尻の先だけが黄色であるので間違うことはない。
どの蜂もそうだが、女王蜂が巣別れをして新たに巣を作る。コマルハナバチの巣は、ネズミやモグラ、鳥の古巣を利用すると云うが、実際に巣を確認したことはない。
円融寺境内では、石塔のすき間の苔の間を入っていたのを確認したことがある。
この時期、町中ではネズミモチの白い花も開花する。どちらかというとこちらの木の方が目黒でも圧倒的に多い。ライポンはこの花が好きで、よく訪れるので簡単に見ることが出来る。
刺さないんで皆さんも捕まえてみてください!!