周りには数えるほどの民家が数軒~小高い丘を登りきった処に、その「学び舎」は在ります。
過去、この舎には2~3度訪ねております・・と、言うのも、私の知っている限り、一番山深い処に在る「現役木造小学校」で、私はこの地に佇むこの校舎が好きです。
校舎前に在るポールには、現役の印でもある「国旗」が風になびいていて、やはり人の出入りが在る「舎」は、躍動感ある温かい佇まいをみせています(因みに、休/閉校の舎には国旗は掲げていません)
「猪山小学校」
明治14年8月 猪山教場として創立
昭和34年 現在の校舎に改築(木造モルタル)
今現在の児童数は11名。
今期H21年3月付けにて廃校が決定(128年の歴史)
校庭にて「O校長先生」に簡単な舎の沿革と現状を伺った処・・今期限りで「廃校」が決定した事を知りました・・
今まで、順を追って「休校」から「廃校」に至ると思い込んでいた私には、いきなり「廃校」と言う言葉に、少し驚いたのは正直な気持ちです・・(O校長先生とは以前電話にてお話をさせて頂いております)
是まで、遊具のペンキの塗り替えは何回くらい行われたのでしょう・・・
又、一つの「学び舎」が、その長い歴史に幕を閉じようとしています。少子化/高齢化が進む中、是ばかりは致し方ない事だと頭で判ってはいるのですが・・僅か11人の児童が終礼時の先生のお話を真剣に聞く姿を間近でみると、寂しさも一層こみ上げてきます~(>_<)
『追記 この辺りは登山やキャンプをはじめ、アウトドアに適したフィールドが沢山あります。夏は清流で泳ぐ魚も肉眼で確認出き、野鳥観察や星の観察にも持ってこいです。山は緑深くとても涼しい処ですよ~逆に冬は極寒の地なのですが・・・』