江の川沿いの県道122号脇に車を止めて、右手に見える古びたコンクリートの階段を登って駅舎に向かう。其れは駅舎と言うより、どちらかと言えば掘建て小屋の待合舎ようで・・木戸をガラッと開けると舎内は綺麗に清掃されていて「駅ノート」にも多分旅行者だろうか?沢山の人の書き込みが綴られていた・・(^。^)
此処は、三江線(広島三次~島根江津)「長谷駅」~
時刻表を見ると、上り二本/下り三本の計五本がこの駅に停車するようだ。14:30~下り線に三次発~口羽駅行きが停車するのに気が付いた。腕時計を確認すると、14:10・・運が良い事に、後20分すればこのホームに停まる「気動車」に遭遇できる訳だ。
そう言えば、一月にも同じ三江線「宇都井駅」のホームに停まった気動車を思い出した~まぐれとは言え、運の良い私だ~(^。^)
この三江線~一日どれ位の利用者が有るのだろう?などと思いながら待合舎を出てホームに上がってみる~
高台の提に在るホームから眺める景色は、眼下にゆるゆる流れる江の川が見え、数軒の民家も見える~とても平和なのんびりした雰囲気~ホームから三次方面東側に目をやると、左にゆるくカーブする鉄橋が見える~其れを眺めながら、後数分で気動車が入ってくると思うとドキドキする・・
画像中央に写る小さなスピーカーからアナウンスが聞こえた。多分「三次駅」から有線放送されたものと思う~
ホームの突端から突端を歩いてみる。柵は錆付き、足元のアスファルトも所々で劣化している~そんなホームで思いを馳せていると、なんとホームに在る小さなスピーカーから声が・・
『三次発、口羽行きが8分遅れで三次を発車しました。ご迷惑をお掛けしますが今しばらくお待ち下さい』とのアナウンスが聞こえてきた~
w(°o°)w おおっ!!~是には驚いたぁ~この寂れた駅は紛れも無く生きているのだと・・
暫らくして、東から走ってくる「気動車」が見えた。生憎今日は「黄砂」も酷く、遠くの景色全体が靄って見えるのは少し残念だけど・・気動車が近ずくにつれてその車体ははっきりした姿を現した~行き先の「口羽」と書かれた文字が見えると何だか嬉しかったなぁ~(^_^)
停車して、人が降りてくるかな?なんて思ったけど、其れは無かった~ホームから車内を覗くと、約10名ほどの乗客が確認できた・・どうやら雰囲気で旅行者ではなく、地元の方達のようだ。其れを見るとやはり、生きてる~この「三江線」はしっかり現役で生きてるのだと痛感させられた・・
車両は新しいのか?ターボディーデルEgの微かなタービン音を放って静かに出て行った。
さて、今回の三江線の駅は~式敷⇒信木⇒所木⇒船佐⇒長谷⇒粟屋⇒尾関山~と、七駅訪ねました。特に長谷/粟屋/尾関山の三駅は初めて訪ねたので喜びも一入 でした。他も機会が有れば順次Upさせて頂きます~(^。^)