此処は、錦川清流線~「錦川鉄道」について過去に(↓)二つUpしているが、今回はその沿線上に13在る駅の一つ、「河山駅舎」に先日訪ねたのでUpしてみたいと思う~(^。^)
No145⇒http://blog.goo.ne.jp/meranmeran21/d/20090331
No146⇒http://blog.goo.ne.jp/meranmeran21/d/20090401
今年の春、錦川清流線の気動車に乗車して、車窓から錦川沿いの景観を満喫した~(^。^)~何時も車を使う私にとって、こう云った形での移動は大感激だった・・
行きは勿論、帰路につく車窓からも満開の桜を愛でながら、各駅に止まるホームの雰囲気も楽しんでいた・・
重連式腕木式信号機レバー この先にワイヤーが繋がっていた・・
・・その一つ、河山駅に止まったとき、構内に在る珍しい物が目に飛び込んできた~其れは「重連の腕木式信号機レバー」だ。
この「腕木式信号機」は列車の行き来を決める信号の事で・・この「腕木式信号機レバー」と腕木式信号機は「ワイヤー」で結ばれ、レバーを上下させる事で、腕木式信号を操る。
「腕木式信号機 レバー」に繋いだワイヤーで画像の椀木式信号機を操作する (Google画像参照)
この機械は国鉄時代には何処の駅舎でも見かけたが、やはり時代と共にダイヤも過密になり、人の手による機械式操作では安全が確保できないと言う理由から、昭和30年代から徐々に電気式信号に変っていく・・
貨物ヤード跡 右の舎は当時の宿直舎及び道具置き場だろうか? 構内には朽ち果てた枕木が残っている 左奥に駅舎が見える
そんな「腕木式信号機レバー」が、どうしてこんな山間のローカルの「河山駅」に在るのか不思議に思っていたが、その理由がわかった~
此処「河山駅」には、廃鉱になる1971年(S46年)まで、「日本鉱業河山営業所」から産出した「鋼石(硫化鉄鉱石)」を運ぶ為の貨物ヤード」が在ったらしく・・その貨物ヤードの痕跡が、この腕木式信号機レバーや引込み線跡 宿直舎等が所々に残っている・・
昭和の歴史を感じるホーム 奥に見える大きな「もみのき」が印象的だった・・
貨物ヤード跡地に足を踏み入れ、ゆっくり歩いてみた・・確かに本線からの引き込み線跡や事務所兼倉庫舎らしきものも残っていた・・
駅舎は近年建て替えられたようだ・・舎右に椀木式信号機レバーがみえる
そんな昭和の遺産の痕跡を追っていると、当時この地がどれほど人で賑っていたか想像がつく~・・
さて、こうして昭和が色濃く残る里山の駅舎達~この趣き在る風景を何時までも後世に残しておきたいですね~(^。^)
「追伸 この日、中国山地では初雪が観測されたらしく、道理で寒い一日だと思った~皆様 くれぐれも風邪など惹かれぬよう、お身体ご自愛下さい~m(__)m」