久し振りに、世も更けるのも忘れて見入ってしまった・・「Old Days But Good Days 山田卓司 情景作品集 昭和ノスタルジーの世界」~
表紙 題「Oid Days But Good Days」 夏休み中の、子供達の代表的な遊びの一つ「虫捕り」・・子供の暑い最中の一生懸命な姿がいいですね。
プロモデラー「山田卓司氏」の「ジオラマ」作品写真集である。氏の名はその世界では知らない人がいないくらいの「カリスマモデラー」であり、またコピーライターでもある。
作品製作の傍ら、近年は各地で個展開催をなされているそうで、機会があれば私も是非この目で実物を見てみたいと思った・・
時代は昭和から平成に・・そして20世紀から21世紀へ・・便利になり何不自由ない生活。けれども過去にあって現代にはない大きくて大切な「物」を無くしている。いや、忘れているだけかも知れない。其れは「家族の絆」・・私が子供の頃は家族全員揃って夕食をとり、食後の「団欒(だんらん)」が当たり前だった・・題「炬燵(こたつ)の日」
さて、この作品集~私のような「高度成長期」に幼年/少年期を送った世代の人にはたまらない一冊だ。約28作品67p(全82p)に渡りカラー写真で紹介されていて、その出来映えと臨場感は紙面を通しも直に伝わってくる。それは作者の温かさや優しさといった「魂」が宿っているからだろう。
題「昭和40年秋の夕食」 家族全員が揃っての夕食 正にこんな情景だったなぁ~(^。^) そう言えば思い出したけど、食事中はTVは絶対に見させてくれなかったなぁ~(>_<)~懐かしい家族の日常の思い出・・
だけど、構図・質感・表情・色・動き・どれをとってもハイレベルで、精密な造りには驚かされます~この写真集はモデラーだけでは無く、一般の昭和大好き人やセピア色した思い出に、暫し浸ってみたい人に絶対にお奨めします。秋の夜長、美味しいお酒を飲みながら、ノスタルジーな気分に浸るのも良いものですよ~(^。^)(アマゾンで取り扱い。定価1200円+税)
さて、此処で全てを画像Upする訳にはいかないので、全28作品の「題名」だけ列記させて頂きます。この題名からでもその時代の情景が浮かんできそうです・・^^
「蝉時雨(せみしぐれ)」 「引越しの日」 「クリスマスの日」 「バス停留所」 「プラモデルの日」 「夏休みの日」 「ラブラブの日」 「炬燵の日」 「怪獣の日」 「おつかいのおもいで」 「逆上がりの日」 「すべてが大きく見えた頃」 「誕生日の思い出」 「模型少年の日々」 「入学の日」 「タイムスリップグリコ(3作)」 「昭和の音、昭和の光(9作)」 「昭和40年秋の夕食」 「うなぎパイのおじさん」 「懐かしのアーケード商店街」 「完成したよ!」 「ケンとメリー」 「金田家の肖像」 「ロボットが家に来る日」 「沖縄の少女1945」 「終戦の思い出」 「家族」「OldDaysButGoodDays」~以上
『※ジオラマ(仏:diorama/ディオラマ/ダイオラマ)は、展示物とその周辺環境・背景を立体的に表現する方法で、博物館や科学館などで、縮尺模型での作品展示方法の一つである。情景模型の事』※ウッキーペデイァ参照