2419/~水おはじき~※改訂版(Evening）※21年6月Remake

【おのこの皆さんはこんな経験しなかったですか？】

　昨夜の雨は、朝散歩する頃には完全に止んでいた。

公園内にある蓮池の前を横切った時、蓮の葉におはじきが散らばってた。その写真を撮ろうと思い、ihornの液晶画面越しに蓮の葉の水滴を眺めてたら、遠い昔の少し切ない事を思い出した。小学生の頃の遠い記憶・・

　同じ町内に幼稚園から中学まで幼なじみの女の子がいた。名前は"クミちゃん"。

クミちゃんとは幼稚園と小学校５年生の1学期途中まで、何時も家に迎えに来てくれて、低学年の子も一緒に登校してた。

　因みにワタシが幼稚園の頃はどちらか一方の母親が引率してくれていた。

"５年生一学期途中まで・・"とは、有る事が切っ掛けでそれ以来・・

※蓮の葉の上に散らばる”水おはじき”

　

　ある時、給食後の自由時間に、クミちゃんがオレに "〇〇ちゃんこっちで一緒におはじきしよう！" と、そう誘われてなんの違和感もなく、その女子2~3人の中に入って行った。

　勿論,過去に何回か、おはじきで遊んだ事はある。単純なゲームでルールは知ってた。

 

 暫くすると、後ろから数人の”おのこ”の声が "や～い！女の中に男が一人！　〃　！" って、ワタシを揶揄する3~4人おのこ達の声が聞こえた。

　するとクミちゃんは”そんな意地悪言わないで、一緒におはじきしよう！”と彼達を誘った。

　そしたら"ばぁ～か！そんな女の遊びなんかできるか！オイ！〇〇！これから遊んでやんない！絶交だかんな！なっ！みんな！や～い！俺たち外で遊ぼうぜ！行こ！行こ！"と、言いながら彼達は教室から出てった・・・

　

　その時、オレは机の上に広がってる"お弾き"を乱暴に手で払い、床に落としたのだ・・一瞬クミちゃんの驚いた顔と今にも泣き出しそうな顔が見えた・・

　

　あれが切っ掛けで、クミちゃんとは気まずくなって、一緒に登下校はしなくなった。そう・・5年生の１学期を向かえたばかりの4月の出来事。未だ寒さ残る"新春"の切ない想い出・・

　クミちゃんとは同じ町内なので、中学(公立)も同じ学区だったが、顔は見る事はあっても一度も口を利く事もなかった。因みにクミちゃん一家は中学二年生修業時点で、父上の仕事の関係で札幌に引っ越された。

※土蛙(ツチガエル)

　

　其れから数年が経ち、ワタシは他府県の高/大学校に通うため、親元を離れ学校の寮に入った。

　大学一年の時、初めての長期休み(厳密にはクラブ員に休みは無く精々盆休の一週間)で,実家に帰った時、初めて母があの時の(小学校お弾き騒動)の話をしてくれた。

　因みにワタシの母とクミちゃんの母上とは、クミちゃん家族が転勤した後も手紙/ハガキなどのやり取りが3～4年続いてたという。

　

　で、話の内容はどうやら、あの日からクミちゃ家で元気なくしょぼくれてたと言う。まぁ～考えてみれば小学校高学年位から男女共に少しずつ大人になって行くというから、心も身体もデリケートな年頃。思春期だったんだと思う。

　そうそう、クミちゃんのお母さまが言うのには、どうやら高校生の頃までは、ちょくちょくウチの話が出ていたという・・"〇〇〇さん達今でも元気でいるかなぁ・・"と・・・

　

　なんだかその話を母から聞いて自身凄く悪いことしたなぁ・・あの時なんでゴメンね・・の一言が言えなかったのだろう？・・いくらガキだったとは言え、今でもそれを思い出すと少しの罪悪感と切なさが入り混じった複雑な気持ちになる。

　そう、毎年梅雨の時期になると、蓮の葉の"水おはじき"を見る度にクソガキだった頃の自分を思い出す・・

加筆：あっ！そうそう～実はあの「おはじき事件」のあった日の下校時、実はワタシとあの”おのこ連中”との間に小さな諍いがあったんですよ。ペチペチしないけど・・あっははは～♪

※こんな経験とは：「わぁ～ぃ！女のなかに男が1人！」と、いった具合に男仲間から虐めにも似た誹謗に近い言葉を投げかけられた事ないですか？って意味ですよ～あっははは～(´艸｀*)

※おはじき（お弾き、御弾き）イメージ

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第三日曜日の6月16日は”父の日”～♪少し早いけどこれかな？

お勧めです♪是非♫👉DREAMS COME TRUE - 「あなたのように」4min  ※「あなたのように」は、DREAMS COME TRUEが2016年5月2日にリリースした3作目の配信限定シングル。※ドリカム×かんぽ生命キャンペーンソングとして書き下ろされた楽曲 

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それじゃまたね～♪

ちゃんちゃん～♪