以下の大きな謎が残る。
・ロスチャイルドとの利害調整の上で日清戦争と日露戦争を戦い抜いた日本が、満州と中国大陸に関してロスチャイルドとの利害調整をしなかったのは何故か
・ユダヤと正面衝突したヒトラーと組んだ以上、ロスチャイルドに背後操縦された英米が日本と開戦するのが必然であることを読み取れなかったのか
・ロスチャイルドとスターリンの野合を防ぎ、反スターリン連合を作る努力をなぜ怠ったのか
・「アジア解放の戦争」と称するのは良いが、日本軍とともに英米と戦ったアジア諸国の動きがほとんど見られない。アジア諸国民の本音レベルでの共感をどれだけ獲得できていたのか
・国家有機体である日本では天皇陛下をお助けする側近の質が極めて重要だが、その側近の質が劣化していたのではないか
・要するに、ロスチャイルドとの戦いは、周到な準備と科学的な裏付けのある勝算無しにやるべきではない
ロスチャイルド家 (講談社現代新書)
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