機械式駐車装置のパレットについて

機械式ですので、定期的なメンテナンスをすることで、安全にご利用いただくことができます。また長年使っていくうちに劣化して交換が必要な部品などは、あらかじめ点検報告書に記載したりオーナーさんに早めにお知らせしています。
マンションに納入事例が多い二・多段式というタイプでは、屋外に設置されている場合は、最低でも３か月に１回、年４回の定期点検をお願いしています。ご利用台数が全台数の70％くらいあれば、そこそこ稼働していて、メンテナンスしてもらえれば２５～３０年は元気に動いてくれます。
あまり使われておらず、点検もしていないとやはり劣化は早くなってしまいます。

ここ最近の１０年間で納入いただいた装置はほとんど亜鉛メッキタイプのパレット（車を乗せる鉄板の台）ですのでサビの心配はあまりないのですが、３０年以上前にさかのぼると、加工した鋼板に塗装しただけのパレットがまだまだ主流でしたので、特に屋外設置の場合は錆びに苦悩したオーナーさんもいらっしゃったと思います。

製造メーカー各社はより錆びに強い鉄骨とパレットを作ろうと考えたのですが、パレットのメッキドブ漬けは当時コストがとても高かったので、粉体塗装をかけたりして納入しました。それでも正直、海に近い場所だと塩害によって劣化が早くなってしまうのが実情でした。
ただ現在では屋外設置の二多段式ではほとんど亜鉛メッキ仕様になっていますので、錆に強く耐久性が高いので安心です。

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