今回は、マンガでは描かれていないけれど、アニメで追加されたコマの中で
これは面白いな、と思ったシーンについてお話ししようかと思います。
①2巻13話(アニメ7話)
フリーレンが「最後に同族と会ったのも400年以上前だし」と話すシーン。
アニメでは原作にはなかったシーンが追加されていましたね。
誰も乗っていないブランコがあって、背景では火事のような炎が燃え盛っているシーンです。
これは何だろう、と思っていましたが、
フリーレンが師匠であるフランメと出会うシーン(アニメ10話)で再び出てきました。
でも、フランメと出会ったのは1000年も前のことなので、400年以上前の話とは
時間的に違うと思うのですが。。
なにか伏線を貼りたかったのかな。。
②2巻16話(アニメ8話)
「私だって強い相手との戦いは嫌いだ。嫌なことは早めに終わらせないとね」と言って、フリーレンがニヤッと笑っているシーン。
アニメだと、まずはフリーレンの口元だけ映って、ニヤッと笑った後に
顔全体が出てきます。
この演出は秀逸だと思いました。
もちろんアニメの放送時間の都合上、増やさなきゃいけないコマがあって、こうなってるのかも知れませんが、
口元だけ先に映してから、顔全体を映す演出の方が、
雰囲気が盛り上がっていく効果は高いです。(BGMもこれからの戦いを予期させてくれるような音楽でした)
③3巻21話(アニメ10話)
アニメの10話では冒頭、原作のマンガにはない会話が描かれます。
葬送のフリーレンのアニメでは珍しいことなのですが、フランメとフリーレンの会話の追加と言いましょうか。
「先生は本当に卑怯だと思っているの」から始まります。
そもそもどうしてフランメやフリーレンは、魔力を制限しているのか、をもう少し詳しく説明しています。
この「どうして魔力を制限しているのか」という理由はとても大事で
フリーレンが「葬送のフリーレン」たる所以にも通じていきます。
だからこそ、補足説明のような形で、会話を追加したのかなと個人的には考えています。
今回は、
原作のマンガにはない、アニメのシーンをいくつか取り上げてみましたが、
葬送のフリーレンのアニメを作ってくださっている方々は
原作のマンガを質を落とさずに、
むしろ質を上げてくれているな、と感じることが多いです。ファンとしてこんなにありがたいことはないです。