雑用仕事ばかり押し付けられていた会社の後輩社員は今

先日、わたしが一時的に教育係を担当していた後輩社員の城戸くん（仮名）と久しぶりに再会しました
声をかけたら元気そうでした

昔とは少しイメージが変わってて、なんだかたくましくなった印象を受けました。


画像はイメージです。

わたしの中のイメージだと城戸くんは、弱々しくてお人好しキャラなんですけどね。
典型的な職場でいじめられるタイプっていえばいいのかな…

わたしがいろいろと教えてた頃は、おとなしくてなんでも「はい」と言うことを聞くMr.イエスマンって感じで扱いやすかったんですが、わたしの手を離れてしばらくすると雑用ばかり押し付けられて可哀想でした

上司からはどうでもいいような雑務ばかりさせられて、彼をバカにするような人もいたんですよね、当時は
短い間とはいえ、一応わたしが面倒みていた後輩がそんな扱いを受けているのは見ていて悲しかったなあ・・・

でも彼はいつも笑顔で押し付けられた雑用仕事も一生懸命やってたんですよね。

少し疲れた表情をしていたのに気づいて「大丈夫」って声をかけても、笑顔で「あ～大丈夫っすありがとうございます」と爽やかに応えてくれたのを今でも覚えています。

その時、わたしは彼に「たまにはガツンと言うことは言った方がいいよ」「城戸くん完璧に舐められてるよ」なんてことを言った記憶がありますねぇ

城戸くんは、いつも笑顔で爽やかだけど、断れない性格で自分の言いたいことをうまく伝えることができなくて溜め込んでいるんじゃないかと思ったわけです。

何かあったらわたしはいつでも相談に乗ろうと思っていましたが、城戸くんからわたしに相談してくることはありませんでしたね

そんなある日、彼の異動が決まりました。

城戸くんが異動してからも心配ではあったけど、会う機会がなくなりました。

会社では立場上、言いたいことが言えなかったり、雑用ばかりやらされることもあるかもしれません。
でも、いつでも嫌な顔ひとつせず引き受けていたら、いつまで経っても利用されるだけでパシリみたいな存在になってしまうんですよね

そんな城戸くんと久しぶりに再会して話ができたんですけど、相変わらず彼は与えられた仕事を一生懸命こなしているみたい。
たとえそれがどうでもいいような雑用仕事でも。

でも今では、雑用仕事でも一切手を抜かず一生懸命な姿勢が評価されたようで、重要な仕事も任されるようになったとのこと。

異動先ではそんな彼の姿が信頼を得て、正当に評価されてることがわかって嬉しくなりました

久しぶりに会った城戸くんのイメージが昔と違ったのは、きっと自信がついたからだと思うんです。

やっぱり見る人はちゃんと見てるんだな～

久しぶりに話をしてわかったんだけど、城戸くんはただ言われたことをやらされていただけじゃなくて、彼なりにちゃんと考えて行動していたんですよね。

当時はあまり自分の考えを表に出さなかったこともあって、わたしは気づいてあげられませんでした

当時わたしが彼にアドバイスしたことを思い出して恥ずかしくなりましたね
「たまにはガツンと言ったれ」とか「このままじゃ一生舐められたままだよ」とか…反抗期の中学生かよ…

でも久しぶりに再会した城戸くんの成長ぶりは嬉しかったです

「正当に評価される場所でがんばってね」と言って別れました。
世の中、仕事ができても評価されない人もいますからね～
仕事ができても評価されない人は悔しい思いをするだけ？

やっぱり自分のことを理解して受け入れてくれる環境って大事ですよね