中国人はなぜ不潔で不誠実で嘘つきで個人主義なのか

 

「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和弐年(2020)3月13日(金曜日)   通巻6401号 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 東京五輪が中止になるとGDPはマイナス1・5%、損失は合計1兆3500億円
  米国はEUからの入国全面禁止。トム・ハンクスも検査陽性とでて
****************************************

 東京五輪の開催が深刻に危ぶまれる。森元首相も小池知事も五輪中止は「考えられない」と発言を繰り返しているが言葉に力がない。プロ野球延期、高校野球中止、大相撲無観客場所。ディズニーランド休園の延期。どんどん周りを囲まれている。五輪の実現は日ごとに遠くなっているのが現実ではないのか。

 トランプ大統領は欧州から(英国を除く)の入国を30日間禁止するとした記者会見の席で「東京五輪は一年延期した方が良い」と発言した。

 100人以上の集まりはすべて禁止したイスラエルでは、武漢コロナに対応するワクチン開発に成功したらしい(『ハーレツ』、3月12日)。もし本当なら朗報だろうが、世界から入電するニュースは他に明るい話題なし。
 トランプのEU諸国からの人国禁止という大胆極まりない発表により、株価はがくんと下落した。ウォール街はベアマーケット(弱気)になった。

 有名はハリウッドスターのトム・ハンクスが映画撮影のため滞在中のオーストラリアで検査を受けた結果、陽性と判断された。著名人の感染はこれが初めて。もっともイランでは副大臣が死去しているが。。。。
 インドは「すべての国」の入国を停止し、米国の製造業は60%が部品調達に支障がでていると悲観的な見通しを語り、アディダスは中国の売り上げが80%の激減。

 さて五輪中止となると、日本経済の損失はどれほどの規模になるのか。1兆3500円、GDPのマイナス効果は1・5%となるという。

東京五輪は都が2970億円、組織委員会が6030億円。日本政府が1500円を分担し、すでに2013年から2018年までの工事や準備諸経費、スタジアム建設などで1兆円を使い果たしている。

 
  書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 


 中国人はなぜ不潔で不誠実で嘘つきで個人主義なのか
  アメリカ人が、自分の目で見た地獄を、誠実に活写した一級資料の新装版

  ♪
ラルフ・タウンゼント著。田中秀雄、先田賢紀智訳
暗黒大陸中国の真実(新装版)』(扶桑書房出版)


 すでに一部の読書人はお読みになった書であるが、初版(日本語版の)は2003年、そういえば神楽坂の出版倶楽部(いまは神田に移転した)で、この翻訳本の出版記念会が開催され、評者(宮崎)も出席したことを昨日の出来事のように思い出す。
 新装版の上梓理由は、本書が歴史的証言に基づいた当時の中国観察の貴重な資料として、それなりの需要があることと、最近の第二次世界大戦前後の歴史書の氾濫のなかでも著しい変化による。すなわちアメリカで歴史修正主義に基づくまったく新しい歴史書や研究報告などが相次いでいることである。
同時にルーズベルトの偏執的反日主義大統領が日本に戦争を仕掛けたことが明白となり、それは併行して、当時アメリカに蔓延していた中国を好意的にみるメディアや宣教師たちが、いかに出鱈目な報告をしていたか、そしてルーズベルト政権にはごっそりとソ連のスパイが這入り込んでいて、共産主義の悪を伝えるジャーナリストを意図的に遠ざけていたことなどが密接に関連する。
だから真実を語ったタウンゼントが何故ルーズベルト政権に拠って弾圧されたかという歴史の真相が漣列に浮かび上がったからである。かれは刑務所に入れられたのだ。
 もとより、本書の読まれ方は、80年以上も前にアメリカ人外交官が、なぜ中国が反日に走るかを克明に、しかも実体験を元に描ききっているポイントにある。

 福州で流行したコレラについてタウンゼントはこう報告した。
 「残忍さ、特に役人の残忍さは眼に余るものがあるが、中でも福州でコレラが流行った夏のことは忘れられない。天秤棒やら竹籠を担いでいた者が突然倒れてもがき苦しむ。知り合いや身内が通りかかりでもしないと、そのまま死ぬ。引き取り手がなければ、野ざらしである。上海の各紙は死者数を少なめに報じたが現地はこうであった。あっちの家でもこっちの家でも死者が出る。葬列が絶え間なく続く。墓掘り人夫は大繁盛。だから『報道はおかしい』とすぐ分かる」(71p)
 いまの武漢コロナ、死者数がおかしいということは殆どの中国人は知っている。

 中国人は「家に豚を入れるから、豚小屋と変わらない。中国人は動物が入って汚しても気にしない
 家の中の穴がゴミ捨て場、そこに「家畜の排泄物やらなにやら混ざった泥が流れ込んで不潔なこと夥しい。(中略)清掃はしない。数年に一度、焼却するだけである。臭くて息も出来ない。汚い豚が家の中に入ってきて、蠅を追っ払って餌を漁ったり、柱に背中を擦りつけたりする」(81p)

 ともかく「中国人の家と町並みは世界一、汚い」。
ところが外見だけは飾るのだ。「外見が綺麗だとすべてが清潔で綺麗だろうと思いがちであるが、そうではない。着る物以外は不潔極まりないのである」(84p)。
 80年前の中国と、いまの中国と何処が違うの?

 以下にこの話の続きとして評者の個人的な体験を綴る。
 黒竜江省の省都、哈爾浜からロシア国境に近い牡丹江あたりへ来ると、まるで田舎町である。ヘドロのような河の水をくみ上げてスープを造っている。一口飲んで、すぐに吐き出したが、三日ほど下痢が続き、「うまい」と言って全部呑んでしまった旅仲間は帰国後の十日間、腹痛が深刻だった。
 広州から西へ三時間くらいのところにクーリ貿易で栄えた開平(カイピン)という町がある。
対岸から河岸に並ぶ屋台をみていた。やはり汚水のような河から水を汲んでラーメンをつくり、しかも食器をその川水で洗っていた。中国人には免疫力が備わっているので、それくらいのことでは腹痛を起こさないのだ。
 蛾眉山の麓のホテルに宿泊したときも、真ん前の屋台にサソリをその場で焼いてくれる店があった。半焼きだったので、その部分は捨てて食べたが旅友は全部たべて、翌日ひどい下痢に襲われていた。
 北京は上海の一流レストランでも、コックは手も洗わない、マスクもしないで料理をしている。
昔、そう三十年ほど前だが、当時、超一流といわれた北京飯店に半年駐在だった三越社員の買い付け専門家によれば、「日本人客か、なら唾を入れてから、やおらフライパンを炒めていた」と目撃体験談を話してくれたことがある。評者、その程度のことではまったく驚かなかった。


  ☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆ 
  ●読者の声 
  ♪
(読者の声1)貴誌前号、イタリアでなぜ武漢コロナの感染が多いか、ですが、流行のもう一つの原因は、中国人娼婦ではないでしょか?
 20年前にはミラノ駅前はきれいで、売春婦は全くいませんでしたが、10年前で久し振りに訪れたら昼間から駅前の大衆イタリア食道の片隅に屯していました。
 それから10年、中国人の進出ぶりを考えますと、さぞや沢山の「あだ花」が跋扈し、闇から闇に武漢肺炎ウィルスを撒き散らかしたと想像します。
イタリアは武漢からの中国人が最初の様ですが、次が「中国人と接触のない30代 の男性」だそうですが、それを表しているのではないでしょうか。
ヨーロッパの「夜の市場」争いは、現在は東欧諸国の人と中国の人ではないでしょうか?
    (SK生)


(宮崎正弘のコメント)三年前にオランダへ行く機会があり、アムステルダムの飾り窓の女、周辺がチャイナタウンになっていたことに驚きました。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« Andy Chang ... 中国 「米軍が... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。