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東京医科大学:学生自身の手によって学校が創られたという世界的にみても稀有な歴史
臼井正彦 第13代理事長の ご立派な話
もうひとりの 鈴木衛学長
ともに 本学卒と いうのもなにか・・・
本学は1916年9月に建学され、今年で創立100周年を迎えました。建学の経緯は普通の大学とは大きく異なり、学生自身の手によって学校が創られたという世界的にみても稀有な歴史を持ちます。
1916年5月、日本医学専門学校(現在の日本医科大学)の学生約450名は学校の経営陣と意を異にして血判状をもって同盟退学しました。学生たちは理想とする新しい医学校を作るために全国を奔走し、支援者を求めました。この時、医学生が路頭に迷うようなことがあっては国家の一大損失と憂い、全財産を投じて支援したのが官僚および沖縄県知事を歴任されてきた高橋琢也学祖でした。また、順天堂第3代堂主佐藤進をはじめ森鴎外ら多くの支援者が、学生と高橋学祖の新しい医学校を作るという情熱と志に最大限に協力し、同年9月に東京医学講習所が設立されました。これが本学の源となり、建学の精神である「自主自学」と校是である「正義・友愛・奉仕」をもって発展しました。2年後の1918年には東京医学専門学校として文部省から認定され、戦後の1946年に東京医科大学となり、現在に至っています。
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