コソボ独立の問題は、欧米がロシア包囲網を止めて、対中包囲網を形成する兆し

株式日記と経済展望
コソボ独立の問題は、欧米がロシア包囲網を止めて、対中包囲網を形成する兆し

まことに国際情勢は複雑怪奇なのですが、日本は島国のせいか国家間の外交的駆け引きにはまったく疎い。戦国時代の武将ならば寝返り工作や裏切りや合従連衡などは日常茶飯事だったのですが、徳川300年の間にすっかりボケてしまって、複雑怪奇な国際関係においてピエロ的動きをしている

アメリカとしてはロシアと中国を外交的に揺さぶって中ロを分断することは戦略的課題だ。日本にとっても中ロを分断することは利益になる。ところが日本の外交戦略は日米同盟一本やりであり、それ以外の外交戦略はまったく思考停止状態で考える人もいない。

最近のアメリカ外交の変化は複雑怪奇であり、アメリカにとってロシアと中国は敵であり味方でもある。この前まではMDで対ロシア包囲網を築いていたが、アフガニスタンが危ないとなればロシアとの関係を改善して対アフガン作戦に協力体制を築こうとしている。アフガニスタンは対中包囲網の拠点でもあるからだ

コソボーチベットー台湾と問題がつながって、中国は国の東西で問題を抱えて、ソ連のように分裂して崩壊する前兆になるのかもしれない。

イギリスはロシアとの新冷戦構造を構築しようとしていましたが、アメリカはロシアとの協力関係を築こうとしている。米英同盟にも影がさしている

中国ともアメリカとも事なかれ主義で、権謀術数を駆使しているアメリカや中国やロシアと比べるとなんと脳天気な国なのだろう。それ以上に国民も脳天気であり、チベット問題の背景には様々な国の駆け引きが見て取れる
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