サリンをつくるのに 援助????

島田洋一
「医療支援」が化学兵器支援にも―危うい日朝交渉再開

朝日新聞の中国関係記事なので即座に鵜呑みはできないが、北朝鮮が、国防委員長・金正日の指示のもと、サリンはじめ化学兵器の生産・実験に邁進していることは間違いない。

 北が、海外の医療NGOに対し、独自に薬を作るので、完成品の供与ではなく、原材料の化学物質を送れと要求してきた例が報告されている。

 友愛精神で対応していると、「医療支援」もただちに「化学兵器支援」に化けてしまう。

 オウム真理教の地下鉄サリン事件を、金正日は大いに感心しながら見ていたはずだ。

外務省幹部は、北の拉致に関する「再調査委員会」立ち上げと引き換えに万景峰号の再入港(「人道物資」の搬出)を認めるという昨年の「ジェスチャー対行動」合意をもとに日朝関係を“動かしたい”と考えているようである。

医療関係という理屈さえ付けられれば、何でも「人道物資」として日本から持ち出し可能になる。監督に当たる国交省の大臣は、北へのエネルギー支援を主張してきた前原誠司、副大臣は“金正日の婢女(はしため)”辻元清美という立派なメンバーだ。

 米朝交渉とともに日朝交渉も再開の気配があるが、日本政府の動きに大いに警戒が必要である。

 

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