中国は 騙し合いの世の中

日中韓の文化力比較

 シナでは「心の砂漠化」が先行している。日本では「心のシナ化」が懸念される。山崎正和氏の中教審は「心の病」が何から生じるかが全然わかっていない。見る人は見ているし、知る人は知っている。所詮文科省の保塁、藩屏、防波堤だ。解体すべきである

 
シナは「個人主義」は未熟、「家族主義」は破壊されているという。それに対して日本は「個人主義」突出で、とっくに「家族崩壊」の社会になっている。

 「生きる力」を身に付けるという『ゆとり教育』は看板に偽りありで、生きる力など全然ついていない日本の自殺はずっと高値安定(年間3万人)で多く、最近鬱病が増加してきたという韓国とは逆らしい

 社会的な崩壊の原因は『悪平等』の促進である。「タテの関係」を崩壊させるのが『子供の権利条約』であり、「ヨコの関係」を崩壊させるのが『フェミニズム』である。これで秩序感覚が完全に麻痺する共に全教・日教組・自治労の大好物である以下引用。

 「伝統文化の再生へ」
 石:(中共は)ここのところに来て、痛切に何か信じられるものが欲しいと思い始めているんです。

 「中韓の倫理道徳は崩壊したのか?」
 呉:問題は(韓国の)社会がなぜ嫌かということですが、それは倫理・道徳が崩壊しているから、ということなんですね。

 :今の中国では倫理・道徳が完全に破壊されている。それで心が病んでしまっている。倫理・道徳の基準がどこにもないんです
 毛沢東の時代に基本的な倫理・道徳・伝統文化をまず一回破壊し、心の砂漠化を進めておいて、次に小平の時代にいきなり資本主義を導入したんです。これは最悪のパターンです。日本が資本主義を導入したときには、たとえば渋沢栄一に代表されるように武士道精神にもとづく倫理が厳然として生きていました。西洋の資本主義の場合はプロテスタンティズムの精神がありました。それに対して中国では、道徳倫理を崩壊させてから資本主義を導入してしまった。それではじまったのが、騙し合いの世の中です。当然ながら、社会崩壊寸前にまで行くわけです。

 「伝統家族の行方」
 :西洋近代の意識というのは個人主義ですね。東洋の方は結局のところは家族主義でしょう。それで中国は家族主義を壊してしまった。しかし個人が相互に尊重し合うという個人主義の論理もない。もちろん人権より生存権が優先。そうなると、もはや社会の秩序なんてまったくなくなってしまうしかないわけです。親を騙したり、親に騙されたり、これからの中国は、いったいどうなるんでしょうか。
 :韓国では鬱病が急激に増加しているんですが、さらに深刻なのは自殺の増大なんです。

 「世界的魅力をもつ中韓の伝統文化は?」
 :世界的に普遍的なものは何かというと、民主主義だと思うんです。これは世界的に普及するだけの普遍性がある。しかし、民主主義には大きな弱点があるんです。民主主義が広がれば広がるほど、衆愚政治が普及してしまうという問題です。利口なところではなく馬鹿なところに合わせた政治になるんです
 民主主義がうまく機能するためには、エリート主義と結合することです。ここに中国伝統の君子という理想が生きてくる。君子というのは、豊かな知識をもっていて、礼儀正しく思いやりがあり、志をもっています。そういう君子のような理想的な人間観を、民主主義のなかに生かしていくことができれば、そこに中国の伝統文化が残ることになるだろうと、そう思うんです。

 日本の戦後民主主義も悪平等を促進したんじゃないですか。その結果、日本でも社会的な崩壊の問題が出てきたでしょう。子が親を殺す、親が子を殺すといったことに象徴されるような、そこのところが一番わかっているのは日本でしょう。中国はどうかというと、そこがまったくわかっていないというか、民主主義以前の問題ですから、まずは伝統的な倫理道徳のよき面をもういっぺん身につけて、それから民主主義だということになると思います。

 石:東洋のよき倫理の伝統を生かして民主主義をつくり返ること、私はそれしかないと思います。(『売国奴』 黄文雄、呉善花、石平《鼎談》ビジネス社)

真中 行造のページ 2008年1月30日より 引用
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