喧嘩両成敗とは、判断を先送りし、悪を援助する

「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和四年(2022)4月19日(火曜日)
        通巻第7305号   <前日発行>

 

(読者の声3)「欧米が善でロシアが悪、という二元論は間違いである」と有識者は言う。日本語では「喧嘩両成敗」とも訳されている。これは判断を下す者、裁判官、総理、幕府などにとって便利な論理となり、喧嘩の抑制にはなるが、倫理・正義・法の支配の荒廃を、両者にもたらすという弊害がある
 悪と善が同位、ゆえに悪に取っては、有利になる。 
 具体的には、高校生の娘が高価なハンドバッグを誇らしげに使っている。「理解のある」親は、真実を知りたく無いので、見て見ぬフリをして暮らしているうちに、娘は家を出て、プロの娼婦となり、入れ墨の共同経営者を連れてくる。
この男は親切で、親を美味しい次郎寿司などで奢ってくれる。(実は娘が稼いだ金で支払われる)そのうちに下の娘も年頃になり、姉と共に仕事をするようになり、薬物なども使い、心身共に劣化する。流石に親が注意すると、入れ墨氏が直ちに介入し、親は家から追い出される(優柔不断な親は、「幼い娘も成長し欲しい物が揃えば、普通のマトモな人間になる」はずだと期待していたのだが。) 
ロシア人も、文藝、音楽、科学、五輪、などでは人類に益したが、自国民も近隣諸国民も過去数世紀にわたって、大変迷惑した。世界を戦争に巻込み不幸にした共産主義という新興宗教・詐欺は、過去100年間、恒常的な超限戦争を遂行している。今後も是正される見込みは無い。
膨大な天然資源は、単に贈与された物で、ロシアが苦労して製造したのでは無い。強いて言えば、世界地球人類の財産である。

 
自明のことであるが、上記の例は、支那についても同様である。天安門虐殺後、遂に欧米世界が支那を悪と認識し、絶交した時、我が総理、天皇陛下は自ら率先して「支那さんは悪ではない、援助すれば良い国になる」と願って「下の娘」も寄付してきた。


遺憾ながら、日本の「理解ある善良な」価値観・対応を当時は世界が真似て、巨大な悪が更に育った。過去数年ほど、欧米は深く反省し、悪とは縁を切る、と決断したが、日本は、未だに優柔不断どころか朝鮮の事大主義を国策とした。この判断は、70余年前、悪のドイツを善と見做し、賭け、全財産を失った歴史を再利用する事になる。

 
支那に、ロシアに、移民したいと望む善人も悪者もいない。その反面、それが可能な者は、あらゆる手段を尽くして他国へ財産を移し、逃げ、移民を試みる。


本人の人生、家族の幸せを願い、祖国を捨て多大な犠牲を覚悟で命懸けで脱走する。そんな行動を観察すれば、どちらが悪で、善であるか、瞭然だ。(戦後、朝日新聞の「北朝鮮は天国だ」という賎脳連続記事を信じ、多くの無知な日本人が全財産を持って移民したが、到着した瞬間に後悔し、哀しい短命な人生を終えた。


朝日は犯罪の共謀者である。そんな敵の工作員が今だに公然と活動している事自体が、日本の荒廃の深さを示している。) 

 
結論。援助交際、至上唯物論肯定者、「今だけ自分だけ金だけ」の官民の「指導者の非倫理」が世界を狂わせた。ユダヤが、ロスチャイルドが、軍産共同体が、ネオコンが、と共謀論を展開し、「ロシアは悪い、しかし」、むしろ被害者であると擁護する論者があまりにも多い。
つまり非を他に移転する詭弁である。この屁理屈では、総理も、天皇陛下もその一味になってしまう。

   
プーチン氏と親しく永く会談し3000億円もの寄付をした、安倍総理は習近平氏を国賓として招待した。国賓とは、陛下が皇居で公式に大歓迎する義務を担う。礼儀知らずの周氏は、南京大虐殺での日本帝国兵士の蛮行を、性奴隷を、米軍基地が平和の敵だ、と得得と陛下、総理、日本人民に演説するだろう。
NHK,朝日は全文を第一面に載せ誉め讃えるだろう。 

  
トランプ氏の努力で、2016年以来世界は大きく変わり、現時点で日本が親中の政策を取れば、世界は日本を裏切り者と認識する。支那は表向きには微笑みを浮かべ誉めるが、「有用なバカ」な家来になった、軽蔑し、やがて「理解のある親」の悲劇になる。喧嘩では悪を成敗するのが正義である。
喧嘩両成敗とは、判断を先送りし、悪を援助する
(在米のKM生)

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