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チャン族の少女
産経
【外信コラム】北京春秋 チャン族の少女
中国・四川大地震の発生から6日がたっていた。18日夜、避難所となっている綿陽市の体育館で9歳のチャン族の少女と出会った。被害状況が最も深刻だった北川県の小学生で、両親も兄弟も行方不明となり、隣家のおじさん一家に連れられて逃れてきたという。
赤いジャージー姿。何日も着替えていないようで、かすかな異臭が鼻についた。地震当時の様子を克明に教えてくれた後、父親の名前と勤め先を告げ、捜してほしいと頼んできた。新聞記者なら何でもできると思っているらしく、黒い瞳に期待が込められていた。
何もしてやれない自分の無力さを痛感した。帰りぎわ、50元(約750円)札を1枚そっと渡した。少女は受け取ると後ろを振り向き、近くにいたおじさんにお金を渡そうとした。
私たちの会話をずっと無言で聞いていた色黒で純朴そうなおじさんは黙ったまま首を横に振り、十数メートル先にあった「震災募金箱」を指さした。少女はうなずいて、募金箱へ走っていき、お金を入れてすぐに戻ってきた。
ほんの一瞬の出来事だった。逆境のなかにいる人たちのたくましさとやさしさを教えられたような気がした。少女と家族の一日も早い再会を心の中で祈りつつ、暖かい気持ちで体育館を後にした。(矢板明夫)
「やられた」
そう 思って 矢板さんも 書いたんでしょう
この おじさんは 偉い
こうした 文化、生き方が 残っているんだ
昔の日本 こうだったんでしょう
こうした人々を 虫けらのように 扱ってきた 中共・・・
いろんなことを 考えさせる いい記事です
追記
この記事 友人に 紹介したら こんな コメント ↓
チャン族は、四川地区の少数民族だと思いますが、悲惨です。
漢民族ではない、自然と先祖に感謝して生きている民族には、温かい血が流れていると思いました。
ただし、この文で気に入らないのは、だからと言って自分自身がその場でどのような態度を取るか自信はありませんが、イタイケな9歳の娘に、なぜ「50元を、そっと渡したのだ」ということです。
なんでもカンでも、金で決着をつけようとする日本人の心の浅ましさが出ている。
この場面で、なぜお金なのでしょうか。
すぐそこに震災募金箱があるのなら、記者はそこに入れれば良いのです。
なぜ、家族の安否を聞いて来た少女にお金を渡すのだか、理解に苦しむ。
異臭が漂いそうなジャージを着た被災者にするのなら、全員にそうするべきです。
そばにいた老人が募金箱を指さしたのは、彼が同族の娘に、日本人風の身なりの良い記者から乞食にように扱われることを拒否することを教えたからではないでしょうか?
民族のプライドです。
一瞬、米兵にすがって、競ってチョコレートをもらったという敗戦直後の日本を思い出し、民族のプライドを教えるということがどういう意味を持つのかに思いを致した次第です。
コメント 終わり
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