患者には出すけど、医者が飲まないクスリ

週刊現代

医師20人に聞いた「自分では絶対飲まない薬」 重篤な副作用も

風邪薬で死にそうになった

車を運転して自宅に帰っている途中、ものすごい眠気が襲ってきた。危うく事故を起こしそうになったんです。自分だけでなく、他人の命まで奪ってしまうところでした。あのクスリはもう飲みたくない

タミフル・・・・インフルエンザのときに出される抗ウイルス薬(オセルタミビルなど)は、ウイルスを殺すわけ ではないからです。このクスリの作用は、細胞内で増殖したインフルエンザウイルスが、その細胞から外に出ないようにすること。つまり、すでにウイルスが身 体中に増殖してしまっているときに飲んでも意味がないんです。タミフルだけでなく、一般的なインフルエンザ薬は同じ作用のため、初期にしか効きません  もっと言えば、症状が出てから飲んでも意味がない。それなのに副作用が強い

比較的新しい花粉症薬でも、薬価が高いわりに患者さんが満足するレベルの効果は見られないことも多い。ですが、何もクスリを出さないのも申し訳ないので、患者さんと相談の上、処方しています

痛風のクスリで痛い目に遭った医師もいる。

「2年ほど前、尿酸値が上 がっていたのでベンズブロマロンというクスリを飲み始めました。なんとなく尿の色が濃くなり、喉が渇きやすくなってきたので、『なんでだろう?』と服用か ら1ヵ月ほど経ったときに血液検査をしてみたら、衝撃的な結果が出ました。尿酸値はぐっと下がっていたのですが、肝機能の数値が劇的に悪くなっていたんで す。すぐに精密検査をして、クスリを止めました。あのまま知らずに飲んでいたら、肝不全になって死んでいたはずです。今思い出しても怖い経験です

糖尿病を患っているという千葉県の総合病院院長はこう話す。

「これまで 数々の糖尿病薬を飲んできましたが、止めたクスリも多いですね。たとえばグリベンクラミド。これはすい臓を刺激してインスリン分泌を促す作用があり、すぐ に効果が出るのですが、飲み続けるとすい臓が疲れてきて効かなくなるんです。実際、血糖値が下がらなくなってきたので飲むのを止めました」

木更津東邦病院(千葉・木更津)内科医師も、このクスリはとくに危険だという。

「低血糖を起こしやすいんです。最近は、高血糖よりも低血糖による症状のほうが怖いと言われています。意識を失って昏睡状態になったり、心血管系の病気を引き起こしたりして、寿命を縮めるリスクもある。自分では飲みたくないですね」

胃もたれを訴えて病院へ行くと、『胃酸過多』と診断されて胃酸の分泌を抑えるクスリ(エソメプラゾールなど)を処方されることが多いですが、じつはこれは大きな間違いなんです。

胃 の調子が悪いという日本人の約7割は、胃酸分泌不全と言われています。胃酸の分泌は20代をピークに減少していく。40代以上で感じる胃もたれの多くは、 胃酸の出すぎではなくて胃酸が少なくて消化ができていないことが原因。そこに胃酸の分泌を抑えるクスリを飲んでしまっては悪化する一方です」

医師の中でも、この事実を知らない人が多く、真逆の作用を及ぼすクスリを処方していることがよくあるのだ

認知症の進行を止める」という触れ込みで'99年に発売され、注目を集めたドネぺジルについて、関東医療クリニック(埼玉・川口)院長はこんな厳しい意見を言う。

「認知症がクスリで治るわけがありません。クスリの効能を見ても、『認知症に効く』とは一言も書かれていない。ただ儲かるから医者が使っているだけなのです」

このクスリを効果がないからとの理由で「飲まないクスリ」に挙げる医師は多かった。

■「欲しがるから出す」

実際にドネペジルなどの認知症薬を患者に処方しているという認知症専門医は、こう話す。

「こ れまで、多くの患者さんに認知症薬を出してきましたが、クスリを飲んでも症状が早く進行する患者さんをとてもたくさん見てきました。それでもクスリを処方 するのは、ご家族から『ぜひクスリを出してほしい』と言われるからなんです。不安だから藁をもつかむ思いなのでしょう。そんなときに『クスリは意味がな い』とは言えませんから」

 

こういうことを 承知のうえで 飲みましょう

ええ わかってます ちゃんと保険をかけて 飲ましてます 「さそり座の妻」???


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 磯丸水産に東... なぜクマラス... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。