習近平に配慮してオミクロン株に 

 

 

オミクロン株命名、米の対中強硬派がWHO批判 「中国へ過度の配慮」 | 毎日新聞

世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスの新たな変異株を、ギリシャ文字の15番目のアルファベットから「オミクロン株」と名付けたことに対し、「中国への過度な配慮だ」と米国の対中強硬派が批判している。

 WHOは、オミクロン株の前に確認した変異株をギリシャ文字の12番目から「ミュー株」と呼んでおり、今回は2文字飛ばして命名した。WHOの報道担当が米紙ニューヨーク・タイムズに語ったところによると、ミューの後に来る「ニュー」は、英語で「新しい」を意味する「New」と発音が重なり、誤解を生む恐れがあった。その次の「クサイ」は「一般的な名字なので使用を避けた」という。

 中国の習近平国家主席の名字は、英語表記では「Xi(クサイ)」。このため、もともとWHOの対中姿勢に懐疑的な米国の対中強硬派は「クサイを飛ばしたのは習氏への配慮」とWHO批判を展開している。野党・共和党のクルーズ上院議員はツイッターに「WHOがそんなに中国共産党を恐れているなら、次回、中国がパンデミック(世界的大流行)を隠匿しようとした際、どうして信用できようか」などと投稿。同党のコットン上院議員もツイッターに「WHOは公衆衛生よりも中国共産党の機嫌を心配している」と書き込んだ。【ワシントン古本陽荘】

 

中国に配慮してオミクロン株に? WHOが2文字飛ばしの理由を説明:朝日新聞デジタル

新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」について、世界保健機関(WHO)は27日、命名の理由を明らかにした。WHOはギリシャ文字で変異株に名前をつけ、直近で用いた文字は「ミュー(μ)」だったが、アルファベット順で続く「ニュー(ν)」「クサイ(ξ)」を飛ばして「オミクロン(ο)」を使ったのは、発音が似た英単語との混同や人名を避けるためだと説明した。

 WHOが26日、新しい変異株を「オミクロン株」と命名したと発表すると、ソーシャルメディアなどで2文字を飛ばしたことが話題になった。

 「クサイ」は英語で「xi」と表記する。中国の習近平(シーチンピン)国家主席の「習」の字も英語で「xi」と記されることから、WHOが中国に配慮し「クサイ」を飛ばしたのではないかといった見方が出ていた。

 WHOは、「ニュー」(英語表記nu)は英単語の「new」と混同しやすいと説明。「xi」は姓として使われ、WHOのガイドラインは新しい感染症に名前をつけるときに地名や人名を疾患名に含めてはならないとしているため、「クサイ」を避けたとしている。

 新型コロナの変異株は、確認された国や地域の名前を使って「英国株」「ブラジル株」などと呼ばれていたが、WHOは差別や偏見を避けようと5月末以降、ギリシャ語のアルファベット(24文字)を1番目の「アルファ(α)」から順に用い、「懸念される変異株」(VOC)や「注目すべき変異株」(VOI)などに指定した変異株の名前をつけている。(ローマ=大室一也)

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ちょっといい... 武漢菌につい... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。