薬を続けて飲んでいても発症予防できない

院長のここでしか言えないお話

医学は科学だとする擬制

二次予防とは病を得た人が再発をしないように気をつけることです。心筋梗塞や脳梗塞起こした人が再発しないように対応することです。一次予防とはその一歩 前です、病気を起こさないように発症しないようにすることです。再発予防と発症予防の差です。どう違う?ですか。これが違うんですよ全然。・・・

実は一次予防を証明できたスタディー(治験、研究)がないのです。特に薬についてがそうなのです。・・・この薬を持ってしても(他の新薬ででも)一次予防の確証が得られないのです。つまりこれらの薬を続けて飲んでいても発症予防できない・・・

一次予防効果のないことは昔から有名な話で、血圧の高い年寄りに念のために(脳梗塞起こさないように、心筋梗塞起こさないようにと脅しながら)なんて囁き ながら、安い薬だからという免罪気分もあって、悪さはしないだろうなんて安易でアスピリンを飲ませてる内科医の多いことには閉口することですが、実は発症 を予防することはできぬ筈なのです。

予防医学の嘘とまで敷衍できるのではないですか。血圧下げたって、コレステロールを管理したって病気は起こります・・・こういうデータの統計学的処理の盲点というかそのものと言うかで、何千何万人のデータを計算してそれらしさを比べているだけですから、この結果があなたに当てはまるかどうかは全く別の問題なのです

しっかり二次予防すればいいんですよ、病気になってから間違いを正せばいいんです。病気になるかならぬかわからぬ時から病気にならぬようにと不自然続ける方が病気に近くなりますよ。そういう皮肉に気づいてほしいと思うことです。

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