かんぽの宿は一人平均600万円の年収

株式日記と経済展望
かんぽの宿は一人平均600万円の年収があるといわれている。

須田:郵政3事業にぶら下がっている291社があり、そこに旧郵政官僚や事業に関わっている人たちが約2000人天下っている。その人たちを食わしていかないといけないという構図が、郵政三事業の周りを取り囲んでいた。そこに西川さんはメスを入れてしまった。

その一つがかんぽの宿なのですが、そこで「俺たちは明日からどうやってメシを食っていけばいいのか!」となり、本格的な西川おろしが始まったのだと思いますね。

高野:かんぽの宿は一人平均600万円の年収があるといわれている。民間の観光業よりも高い給料をもらっていて、効率は悪い。そういう格好でかんぽの資金そのものが食われているわけですよね。それが291社にわたって行われている。

須田:だから、西川さんが郵政三事業を食い物にしてきた人を追い出したところまではよかった。ところが、食い物にした人を追い払い、それでかんぽの宿を新たに誰に持って行ったかと言うと、たんに新旧利権の構図が入れ替わったという部分もあった。だから、今回の騒動は実際には利権の分捕り合戦の政争で、誰が正義で、誰が悪だということではないんですよ。国民から見れば、両方とも悪です

「かんぽの宿」問題で小泉一派が西川社長に拘るのは利権が絡んでいるからですが、最終目標は日本郵政の株式上場だろう。それで小泉一派にはがっぽりと手数料が入ってくる のでしょうが、外資にとっても郵政の民営化はおいしいビジネスだ。


地方の温泉旅館なら200万円そこそこで従業員が雇えるし、リストラすれば7割の営業だったと言うからかなりの黒字になるはずだ。黒字だと売却額が高くなるから意図的に赤字にしていたとも考えられる。だからバルクセールで売却されたものを2年程度でリフォームして転売すればかなりの転売利益が入っただろう。このような転売ビジネスは外資が得意としている。

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