PETビジネスの終焉

きまぐれおぢさん道
PETビジネスの終焉
首都圏にある比較的有名なPETクリニックどうやら破綻したらしい。今から8年前にPETを導入し、ガンの早期発見をメインにPET検診を行ってきた先駆的施設だが、さすがに資金が続かなかった様だ

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産科医療のこれから: 本日の医療ニュース
帝国DB PET運営の医療法人が自己破産(日刊)
日刊薬業2008/03/24
 帝国データバンクによると、PETクリニック・歯科医院経営の医療法人社団清志会(東京都板橋区、清藤太郎理事長)は3月18日、東京地裁に自己破産を申請した。負債額は約20億円の見込み。同法人は1980年7月に「清藤歯科医院」として創業、90年10月に法人改組。歯科医院運営の傍ら、2000年にはMethods(東京都文京区)から資金および人材派遣を受けて「西台クリニック」(板橋区)を開設。同施設で
PET検査によるがん検診を本格稼働させ、04年7月期の年売上高は約16億1600万円を計上していた。 
しかし、慢性的な赤字体質であった
上、過大な先行投資や06年に歯科医院を新丸の内ビルに移転したことなどから経費増が経営を圧迫していた。また、PET検査利用者の減少から06年7月期の年売上高は約10億1300万円に落ち込んだ。6日にMethodsが破産を申請し、資金援助や人材派遣が受けられなくなったことで、事業継続を断念した。



メディアも最初は「何の苦痛も無く黙って寝ているだけで癌が分かる夢の検査!」と持ち上げていたが、癌治療専門施設から出た「PETは必ずしも万能ではない」というコメントや、高めの検査料が逆風となり、ある時期からはPET熱も随分冷めていた様な印象だ

ただ気がかりなのはクリニックで使用していたサイクロトロンの後処理である。廃棄する際に低レベル放射性廃棄物として高額の処理費がかかる訳だが、これを一体誰が負担するのだろうか、しかも東京23区内にある事を考えたら、その費用は莫大なものになるだろう

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