みんなの党はどこまで膨らむのか

陳胡痒

▼小泉元首相“爆弾”予言「鳩山は参院選までもたない」（iza）

【抜粋】小泉氏は「（民主党に政権を）３年ぐらいゆっくりやらせたらいい。そうすれば国民も問題点に気付く」と指摘。

★3年もやらしたら国民が問題点に気がつく以前に国がなくなっている

▼みんなの党はどこまで膨らむのか～意外と大化けするという見方が増えてきた（日刊ゲンダイ）

アンチ自民の日刊ゲンダイが言うことですからまともに取り合う必要もないといわれるかもしれませんが、個人的には大化けしてほしいです。
日本は保守政党が大きな政府派を抱えているというなんとも矛盾した国だからです。
アメリカでは保守党である共和党は基本的に自己責任原則の小さな政府派ですし、リベラル政党である民主党はばらまきの大きな政府派です。
これに対して、日本では保守もリベラルも基本的にばらまきです。
何が違うかといえば、予算配分をうける利権団体が違うということぐらいです。
そうした利権と関係ないいわゆる都市生活者の無党派層はどちらに入れてもなんの得もないのです。
みんなの党は金融機関に限らず外資系企業は特定アジア系でない限りほぼすべてが支持するのではないでしょうか。また日本でもいわゆるグローバリズムの恩恵を受けている大企業は支持することができる政策だと思います。
政治的にはアメリカのポチであることを基幹に、小さな政府、安い税金、小泉改革路線の貫徹です。
民主党の実態が旧田中派の汚職政治家と国対政治で旧田中派からカネもらっていた社会党右派の連合体であることが明確になるにつれ、みんなの党の支持は伸びるでしょう。
実は、アメリカ政府が一番伸びて欲しいと思っている政党です。
自民も民主も割れて政界再編となったら、民主の松下政経塾なんか出身のノンポリ若手や自民党の旧小泉改革支持者たちが合流してそれなりの勢力になる可能性は否定できません。
ですから、民主党がコケたら伝統保守の出番だと信じているネトウヨの諸君の純粋な気持ちはお金という現実の前に完全に粉砕される可能性が高いと思います。
実際、改革クラブや平沼グループの得票数を見たら、日本が中共に併合されないようにするために、伝統保守派の政治家に期待できることは全くありません。