若者は感染しても発症しないが、ライブハウスなどに出かけて他人を感染させる
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集団感染が起きたのは室内で汗をかく場所
日本国内の新型コロナ新規感染者数は3月6日に56人と過去最高になり、収まる気配を見せない。
新たな感染者は集団で発生しているのが特徴で、大阪のライブハウス、新潟の卓球クラブ、北海道の宴会などで集団感染した。
他にもカラオケやエステクラブなど同じ室内で過ごした人たちが集団で感染している。
一方で大きな感染源になると思われた電車やバスでは、今のところ同じ車両に乗り合わせた人が集団感染した例はない。
感染した人たちは単に同じ室内や車内に居たのではなく、汗をかいたり踊ったり歌ったり食べたりしていた。
厚労省の説明では(今までウソばかりついてきたが)、新型ウイルスは空気感染せず、ツバやくしゃみや飛沫を取り込んだり、肌が触れ合う事で接触した。

例えばスポーツクラブでは感染者の汗が運動器具に付着し、同じ器具を使った人が感染した可能性がある。
新型コロナウイルスは研究者によれば、何かに付着して1時間以上生きている場合があるとの事です。
宴会の場合は感染者が触ったグラスや箸に触ったり、感染者が喋る時に飛沫が飛んで呼吸したなどが考えられる。

大阪のライブハウスでは多くの感染者が出たが、地下の密室で汗をかいて踊ったり大声でしゃべるなど、考えられる最悪の環境だった。
このように検証すると集団感染を引き起こす感染者は実は活動的な若者で、高齢者ではないのが分かってきた。
若者は抵抗力が強いので発症せず感染しても気づかないが、気づかないままライブハウスに行ったりして他人に感染させている。

20代若者が感染を広げている
この事は韓国の年齢別感染データを見るとよりはっきりし、意外にも20代の感染者が最も多い。
感染者が5328人だった3月4日の資料だが、20代が約30%、50代が20%、40代が15%、60代と30代が約12%となっている。
10代は4.4%で10歳以下は0.6%で19歳以下の感染者数は少ないが20歳から29歳は非常に多い。

これはおそらく韓国で少子化が進み10代の人口が少ないのと、10代は学校に通っているので大人と接触しないからと考えられる。
20代の若者は社会で働いているので中高年と宴会したり、ライブハウスやスポーツクラブにも出かける。
自分は感染しても熱も出ないので活発に動き回り、周囲の人たちを感染させているという図式です。

感染者は若者が多く感染を広めているのは20代なのだが、20代の感染者と宴会などで同席して中高年が感染する
同じく韓国の資料ではなくなったのは70台が最多の11人、60代が8人、80台が5人、50代が5人、20代以下はゼロだった。
日本の厚労省の資料では60代感染者が89人、50代85人、70代65人、40代60人、30代44人、80台31人、20代28人となっている(3月6日まで)

日本は発症者だけを検査しているので、20代は発症しないから感染者が少ないが、本当は20代感染者が拡散している疑いがある。
また日本は国連資料によると、世界で最も高齢者が活発な国なので、70代の人がスポーツクラブに通ってもおかしくない。
いずれにせよ密室や室内で集団で汗をかくスポーツやイベント、宴会、や集団カラオケなどは避けた方が良い。

反対に屋外でやるスポーツや電車などは、カラオケや卓球にくらべれば感染リスクが低い。