第三諸国を思わせる、カリフォルニア中部の悲惨な現状

苺畑より
第三諸国を思わせる、カリフォルニア中部の悲惨な現状

かつてはアメリカのブレッドバスケットと呼ばれたカリフォルニア中部の農家が、州議会と連邦政府による無謀な経済及び環境政策によって、いまやその貧困度は第三諸国を思わせるほど悲惨な状態となっている。

カリフォルニア州の議会はもう長年超リベラルな民主党に牛耳られている。おかげでカリフォルニアはアメリカとは思えないほどの社会主義が進み、州予算は多々の無駄遣いが行き過ぎて完全に破産状態

「福祉」という名の無駄使いだ。カリフォルニアは他の州に比べて生活保護や失業保険など、政府からの手当で生きてる人間が非常に多い。また州政府に雇われている公務員の数も相当なものらしい。こうした出費を補うため州民は他州よりもずっと高い州税を課されている。高税から逃れるために、年々高所得者は州を脱出。中低所得者を雇っていた多くの企業も、税金と厳し過ぎる環境規制を嫌って近隣の州や国境をへだてたメキシコへ移転してしまった

これに輪をかけて中部の農民を苦しめ壊滅状態に追い込んでいるのは、
連邦政府が無謀に課した環境政策である。連邦政府は絶滅の危機にあるというデルタスメルトという普通の人が聞いたこともないような魚の種を守るためと称して、サクラメントからサンワキンバレーの西側にあるサンワキンデルタ農地に引かれていた水を、直接海に流すように水路を変えてしまった。結果何百何千エーカーに渡る農地が干上がり、何千という農業職が失われた。

皮肉なことに、環境規制が他州よりずっと厳しいカリフォルニアにおいて、企業が出て行った中部は汚染の垂れ流し状態になっている

超リベラルのブラウン知事が、議会の無駄遣いを調整し、連邦政府の横暴に立ち向かう勇気があるとはとても思えない。カリフォルニアはこれからも低迷の一途を辿るであろう。

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