なぜローマのみが 普遍帝国を実現しえたのか・・・

「ローマ人の物語」15巻完結 塩野七生さん、15年かけ

”なぜローマのみが民族、文化、宗教の違いを超えた普遍帝国を実現しえたのか・・・
ローマは、伝統的に 異民族に対して寛容政策 をとり、常に制度の見直しを怠らなかった。それは、古代ローマが多神教世界であったことと結びついている
キリスト教は、まず天国ありきで、この世は仮の世という認識です。それじゃあ本気でこの世をよくしようとは思わないでしょう。多神教のローマでは、死者の国はありますが、それは天国ではありません。それゆえ、いま生きている世界をよりよくしようという強い意志が生まれたのだと思います。ローマ人は人間という複雑な存在をしっかと見据えたうえで制度を作り出し、メンテナンスと見直しを怠りませんでした


だから 大英帝国とか パックスアメリカーナとか 言ったって 長続きしなかったし しないのだ と 日経夕刊で 述べておられました
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