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巨大台風と集中豪雨のあとに大地震がやってくる…専門家が警戒するワケ
そういうことですか
巨大台風と集中豪雨のあとに大地震がやってくる…専門家が警戒するワケ(週刊現代) @gendai_biz
巨大台風・集中豪雨の後に大地震がやってくる
巨大台風や集中豪雨に見舞われやすいこの時期。甚大な水害ばかりに気を取られがちだが、覚えておきたいことがある。
巨大台風や集中豪雨の被災地ではその後、大地震の発生が報告されているというのだ。
武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏(地球物理学)が解説する。
「活断層や亀裂が入っている地下の岩盤に台風や集中豪雨の水が浸食すると、そこが滑りやすくなり地震が起こるという研究があるのです」
台風シーズン本番を迎える9月、室戸台風や伊勢湾台風など、日本に大きな被害をもたらした過去の台風と同規模のものが南海上で次々に発生する可能性が高い。それらは高知県や静岡県、東京都、最近では東北地方を通り、太平洋に抜ける。
このルートは南海トラフ巨大地震、首都直下地震、三陸沖地震といった巨大地震発生が懸念されるエリアと被るため、一層の警戒を要する。
太陽フレアが大地震を引き起こす
さらにいま、台風に加え大地震を引き起こすトリガーとして注視すべきなのが、「太陽フレア」だ。
太陽フレアは太陽活動が活発化している際、その表面で発生する大規模な爆発現象のこと。大量発生した密度の高いガス(プラズマ)などが地球に到達すると通信障害や大規模停電を起こすことが伝えられているが、影響はそれに止まらない。
「解明はされていませんが、割れそうな状態の岩盤に太陽フレアの爆発で放出された大量の電気を帯びた粒子が影響し、地震を誘発するといいます。2017年の爆発時には地球到達直後、メキシコでマグニチュード(M)8.2の地震が発生。日本でも熊本県で震度4、秋田県で震度5強の地震が起きました」(島村氏)
現在、太陽活動は'25年ごろのピークに向けてより活発になっている。
「いつ大地震が起きてもおかしくない。台風や太陽フレアが引き金の地震はM9クラスにもなりかねず、注意が必要」(同)
未曽有の事態を想定しておくべきなのか。
「週刊現代」2022年9月3・10日号より
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