私は結核病棟に勤務していますので、毎日のように結核の発生届と公費負担の申請書を書いています。都道府県によって使用する書類は異なるのですが、概ね共通していることは「小さい」ということです(写真1)。


 1円玉やボールペン先と比べてみて下さい。いかに細かい字を要求されているか、お分かりでしょう。
老眼のあるドクターには結構キツイ作業ではないでしょうか……。東京都の書類にはありませんが、大阪府の書類には現病歴を記載する欄があります。タテは1円玉よりも短いので、書ける現病歴にも限界があります(写真2

 書いている途中にクシャミでもしようものなら、最初から書き直ししなければならないレベルです。さすがに心臓外科手術で使うマイクロスコープまでは必要ありませんが、もう少しだけゆとりのある書類にできないものかと日々感じる次第です。

 きっとA4サイズに情報を盛り込まないといけない事情があるのでしょう。仕方ないのでしょうが……。

(こうした現場の声が届かないことが問題なんです たぶん担当者は知らないと思います)