全文 リットン報告書

『全文 リットン報告書』ノンフィクション作家・工藤美代子

日本人のいわゆる自虐史観を代表する最たるものはおそらく日韓併合と満州事変による中国への「侵略」の2つである・・ そうした自虐病に効く特効薬のようなものが本書・・・
リットン報告書といえば日本の「満州侵略」を世界がこぞって非難したかの印象がもたれている。だが、英国人リットン卿は満州における日本の立場を相当程度認めていた ことが本書から実によく分かる・・・「日本人にとって対露戦争とはロシアの侵略の脅威に対する自衛戦争…しかも満州における日本の権益の源泉は、日露戦争の10年前に発している」と日本の立場を正確に記している。また、日韓併合をcolonization(植民地化)でなくannexation(併合)とし、植民地見解を否定している点も見逃せない。ただ残念なことは報告書が満州はシナの一部であるという誤認をした点である。
 本書刊行の作業に取り組んだ渡部昇一氏の慧眼に敬服する




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