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バイデンの「此地無銀三百両」
AC通信 No.847 (2021/06/19)AC 論説No.847 バイデンの「此地無銀三百両」
16日にスイスのバーゼルで行われたバイデンとロシアのプーチンの3時間余りの会談のあと、バイデンは記者会見でアメリカがロシア人のハッカーグループに攻撃されたこどでサイバーセキュリティについて話し合ったことを聞かれ、次のように答えた:「私はプーチンのアメリカ国内の16部門のリストヲ挙げて、この16部門はアメリカの政治経済に最重要な部門であるレッドラインだ。若しハッカーがここを攻撃すれば我々は必ず反撃する。」
私はFoxnewsのチャンネルで見ていたのだがこれを聞いてすぐに「なんたるバカなことを…」と思った。会見に参加した記者たちもビックリして会場がすこし騒がしくなった。
バイデン記者会見の前にプーチンがすでに55分の記者会見を済ませていて、彼がロシア人のハッキングについてバイデンに「ロシアはハッキングとは関係ない、アメリカこそ世界各国でハッキングしているではないか」と反論したと述べた。それなのにバイデンはハッキングを否定したプーチンに対して16カ所のアメリカの最も大切な弱点を「教えてあげた」である。バイデンはいったい何を考えているのか?この16カ所はレッドラインだ、ノータッチだと言うなら、この16カ所以外のところならいくらハッキングしてもよいのか?
中国の笑い話に次のようなものがある:
ある男が家にあるお金の隠しどころをいろいろ考えた挙句、裏の畑に埋めることにした。それでも不安なので、「此地無銀三百兩」と書いた立て札を立てた。すると数日後に「鄰居老王沒有拿」と書いた立て札が傍に建てられた。
バイデン大統領は本当にこの笑い話の男と同じことをやったのである。
あまりに ばかばかしくて 笑えないんですが 解説記事↓
此地无银三百两[cǐ dì wú yín sān bǎi liǎng]
昔の中国から伝わってきた有名な笑い話をしましょう。おそらく中国人なら知らないものはないでしょうが。昔、張三というちょっとこざかしい人がいて、彼は三百両の銀を稼いだが、まだ安全とは言いがたいあの世の中、その隠れ場所にさんざん悩んだあげく、自分の部屋の裏側で深い穴を掘り、銀を埋め込んだ。それでも安心できない彼はさらに札を立てこう書いた。
「此地无银三百两」--ここに三百両の銀は埋まれていない
張三の隣に王二という貪欲な人が住んでいて、偶然この札を目にした彼はピンと来て、その土を掘り返して、銀を持ち去ろうとしたら、自分がやったと気づかれる恐れを防ぐため、もう一枚の札を立て、こう記した。
「隔壁王二不曾偷」--盗んだのは隣の王二ではない
話はここまでですが、目的はともかく二人はほんとうにばかなことをやったなとつい笑っちゃうでしょう。そして、物語の後半は前半ほどよく知られていないら、いまになったらよく使われているのは「此地无银三百两」のみ、その意味も本来とちょっと代わり、「悪事を隠そうとしたら、逆に明らかになる、ばれるようになる」ということになります。普通は悪人たちの浅知恵を表すことわざです。類義語として「欲盖弥彰」、「不打自招」などもあげられます。最後は例文を通して、その使い方を勉強しましょう。
「没有人说这事是你干的,你那么急于掩饰岂不是此地无银三百两吗?」
--だれもあなたがやったと言っていないのに、あわてて何かを隠そうとするそのしぐさ、逆にばれたじゃない。
「他那些可疑的发言就真是此地无银三百两了,现在事实都清楚了」
--彼のあの不審な話はかえて事実を明らかにしたから、真相は見えてきた。
ご理解いただけたでしょうか。それでは、また会いましょう。
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