HD-DVD機器を捨てるのはもったいない?

大前研一
KON201 東芝HD-DVDの撤退~規格争いの暗黙のルール

ここで問題となってくるのは、「ブルーレイディスクに交換する」という対応を発表しているエディオンです。
これは絶対に選択してはいけない方法だと私は思います

特に、今の福田首相の言動を見ていると、すぐに「国が面倒を見ます」という類の手法をとる可能性が高いと思います。
具体的には、東芝を呼び出して、事業撤退は自由だが消費者へ迷惑をかけるのは問題があるなどと言って、100万台の交換対応を迫る可能性があるということです。万一、このようなことになれば、東芝にとっては想定外でしょうし、損失は甚大なものになってしまいます。
あくまでも可能性があるというレベルではありますが、選挙も近いので福田首相がこのような動きをする危険は十分にあると私は思います。

今回の「HD-DVD」と「ブルーレイディスク」に関して言えば、ブルーレイディスクにしたところで、それほど寿命は長くないでしょう。
将来は、さらにブロードバンドが発達しますから、全てホームサーバからHDDにダウンロードするという方法に移行していく可能性が高いからです。
そのときには、東芝のHD-DVD機器もHDDレコーディング(記録)は可能なので、HD-DVD機器を利用できるでしょうから、今、ブルーレイディスクではないからといって、HD-DVD機器を捨てるのはもったいないかも知れません
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