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野党は「Fukushima50」見よ
ともかく 予告編を みよう
ZAKZAK
国会で無意味な質問を繰り返している野党の面々にこそ見てほしい! 「Fukushima50」 6日公開
日本映画最大の話題作といわれる『Fukushima50(フクシマ・フィフティ)』が、いよいよ6日から公開される。予想以上の素晴らしい出来栄えに、観客は日本映画の底力を実感して驚くに違いない。映画ファンだけでなく、国民すべてが見るべき傑作といえよう。
2011年3月11日午後2時46分、マグニチュード9・0という日本観測史上最大となった東日本大震災が起き、そのために発生した巨大津波が太平洋側に押し寄せ、未曽有の被害をもたらした。福島第1原子力発電所も津波に飲み込まれ、全電源が喪失する危機的状況に陥る。やがて原子炉が冷却できずメルトダウンへ。
映画はいきなり巨大地震の迫力ある映像と大津波が福島第1原発を襲うシーンから始まるので、あっという間にドラマに引き込まれ、最後まで画面にくぎ付けとなってしまう。
若松節朗監督を筆頭とするスタッフたちの仕事ぶりは、ジャーナリスト、門田隆将氏の原作『死の淵を見た男』(角川文庫)を緊迫感あふれる映像に置き換えており見事というほかない。
主役の佐藤浩市、渡辺謙をはじめとするキャストの熱演も特筆すべきだが、抜きんでた完成度の高さは、題材のもつ重さと物語の魅力によるものではないか。
本作に関わるすべての人が持ち前の能力を最大限に発揮できたのは、わが国存亡の危機に立ち向かった吉田昌郎所長とフクシマ50の闘いがあったに他ならない。
それにしても、福島第1原発事故発生時の民主党政権の失態と狼狽(ろうばい)ぶりには、いまさらながら怒りを禁じえない。
現在進行中の新型コロナウイルスによる危機についても、当時と同じ民主党幹部の面々が、今度は野党として、現場で死力を尽くしている人々の努力をあざ笑うかのごとく、国会で無意味かつ無駄な質問を繰り返している。野党はいったい何を血迷っているのか。
本作にも描かれているように、彼らが東日本大震災でどんな対応をしたかを再度思い返すべきだ。(瀬戸川宗太)
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