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「飛翔体」とはなにごとか
花岡信昭
「飛翔体」とはなにごとか
北朝鮮側は人工衛星だといっているから、弾道ミサイルとは呼ばないようにするということらしい。政府の呼称はこれで統一されているし、メディアではNHKがそうだ。 人工衛星であったとしても大陸間弾道ミサイルに転用できるのだから、世界を揺るがす軍事的脅威であることに変わりはない。ここは、ミサイルと呼べばいいではないか。
「飛翔体」という言葉には、なんともいえない、へつらい、媚び、がにじんでくる。「飛翔体」と呼べば北朝鮮は軟化するかもしれないと踏んでいるのだとすれば、これまた甘すぎる。向こうはせせら笑っているに違いない。
NHKの対応は実に奇妙だった・・・12時半になったら、15分遅れでのど自慢になってしまった。・・・こんどは、認知症の予防対策についての番組の再放送である。NHKは自分の認知症状況を検証するほうがいい。・・・
NHKはいくつも波を持っているのだから、ひとつぐらいは、ニュース専門局にすればいい。日本版CNNだ。それなら料金不払いもだいぶなくなるのではないか。
朝日 ・・・長距離弾道ミサイル「テポドン2」の改良型とみられる機体は4日、・・・> さすが、優秀なスタッフがそろっているというべきか、「機体」ときた。これはすごい表現である。
産経・・・長距離弾道ミサイル「テポドン」の改良型とみられる飛翔体
なんで産経が飛翔体という言葉をリードの書き出しで使わなくてはいけないのか。
これは産経史上、歴史的汚点記事となるに違いない
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