強盗と警官が同一という末期的社会におちた中国

宮崎正弘
今週の書棚
何清漣『中国の闇 マフィア化する政治』(扶桑社)
強盗と警官が同一という末期的社会におちた中国を活写

地方の多くの地域では、政府の役人に庇護された黒社会が政府機能の一部を代行するだけでなく、当地の重要な経済活動を独占している。その権勢の大きさゆえに、地元の人々は黒社会を『第二の政府』と呼んでいる

マフィアと開発業者と共産党幹部が地下で繋がっている

だからエリートは中国にいるのがイヤなのだ。なぜ、あれほど激しく非難してやまない日本とアメリカに、かれらは出たがるのか。
中国から逃げ出して、永住したがるのか。
 「中国のエリートが自分の子女や家族の未来を考えてあれこれ手配をしている姿は、彼らが中国の未来に何を感じているかを物語っている」
 権力とマフィアがぐるになって、腐臭を放つくにに、まだぺこぺこと頭をさげて貢ぎ物をしている日本政府や企業は、冷静にものごとを見つめる力さえ失っているようである。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 杉原千畝  ... 日本で言えば... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。