日本で守られるのは製作者の著作権だけで、利用者には一切人権がない
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 日本の異常な著作権

アニメや既存作品を元にした2次創作の禁止や摘発が増えていて、このままではコミケなどの文化も消えてしまうのではないかと危惧されている。

2018年には人気漫画『闇金ウシジマくん』の画像や文字をYouTubeにアップロードしたとして地裁が投稿者の情報開示を命じています。

ユーチューブではアニメなどの場面を含む動画を大量に削除したり、収益化を停止したりアカウントを無効にしたりしている。

アニメや映画の場面を無断使用した動画は違法なので当然と思うかもしれないが、日本以外の多くの国では認められています。

欧米の投稿者の中には全編すべてアニメの動画や静止画で、解説で本人がしゃべる動画を投稿している人が多くいます。

中には数百万視聴されている人気動画もあって、おそらくかなりの高収入を得ています。


海外の配信者にも日本のアニメ関連企業が削除の申し立てをし、時々動画が削除されたり収益無効化されて議論になっている。

欧米では映画やテレビ番組の解説や紹介のための使用は「個人の文化権」であり著作権を持つ製作者でも止める権利は無い。

この辺が日本の民主主義と欧米の違いで、日本の政府や警察は「業界の利益」だけを守っています。


最近日本ではウェブサイト上で漫画の内容を「文字で紹介しただけ」のサイト運営者が書類送検され、犯罪者として摘発された。

記事によると週刊少年サンデーで連載中の「BE BLUES! ~青になれ~」のせりふや情景、場面展開を文字にして不特定多数の人が閲覧できるようにした。

こんなのは日本以外では「個人の自由」で、警察はまじめに取り合わないし捜査もしません。



コミケも同人誌も衰退する

例えば映画評論家という人が居て、映画の内容を喋るわけですが彼らは逮捕されるんですかね?

友人に「あの映画どうだった?」と聞かれて内容を喋ると逮捕、こういうのに近い事が日本では行われています。

日本では同人誌とかコミケで原作を元にした2次創作文化が存在しましたが、政府と警察によってほぼ潰されようとしています。


令和2年に著作権法が改正され、ネット上の創作物を原作者に無断でダウンロードするのが違法になりました。

例えばネット上にドラゴンボールの動画や画像があったとして、自分のスマホやパソコンに保存したら著作権法違反になります。

「保存なんかしない」という人でも、スマホやPCで画像が表示された段階で、ハードディスクやメモリーには保存されています。


コミケで売られていたり今はネット上で公開されている2時創作物(パロディ漫画など)が、ある日一斉に逮捕者が出るような事態もありえます。

アニメや漫画、映画などには原作者や製作者の権利があるのですが、日本では製作者側の権利だけで、利用者側にはいかなる権利もないのです。

アニメ会社が儲かるように利用者はお金だけを払わされるが、スマホやPCにお気に入りの画像を保存しても違反になります。


ここが日本の著作権のいびつな部分で、音楽ではジャスラックなどの管理会社が権利を独占し、利用者にはいかなる権利もない。