全羽殺処分なんてことをするから、免疫力が次世代に引き継げない

陳胡痒
野鳥や動物園は「法定外」 鳥インフルに自主判断(iza)

思うんですが、強毒型鳥インフルの感染発生→全て殺処分というのは、実は間違ったやり方なのかもしれません。
というのはですね、自然界の野鳥を見てください。たまに死ぬ奴はいますが、一羽が感染したからその湖なり池なりの野鳥が全滅したなんて聞いたことがない。
要するに、彼らには免疫力が付いていて、強毒型とすらおりあいをつけて共生してゆくことができるようになっているのですよ。つまり感染しても軽い風邪ひいちまったよ、という感じですかね。
でなければ、ウイルスに感染したままシナやシベリアから日本に飛んでこれるわけもない。
では家禽がなぜ致死率100%近いのか。
要するに全羽殺処分なんてことをするから、免疫力が次世代に引き継げないからですよ。
400羽飼っている養鶏場で感染が出て、何の治療もせずに397羽が死んで、3羽が生き残ったとすると、進化論の理屈からいってもこの三羽は鳥フルに対抗する遺伝子と免疫を持っていることになります。
その三羽から次世代の家禽を作ったら、冬になるたびに家禽の鳥フルが大問題になることはなくなります。
どうせ全滅させるのなら、自然の淘汰に任せて、鳥フルに強い遺伝子を持ったニワトリを自動的に残せるようにしたらいいのです。
でもインドネシアなんかではどうするんだ?放し飼いにして殺処分をしないからヒトへの感染が相次いでいるだろう?という反論があろうかと思います。
これについては、家禽が食用目的のため、生き残っても短期間で人間に食べられてしまい、対鳥フル遺伝子を残すことができないからではないでしょうか。
いずれにせよ、家禽が対鳥フルの遺伝子を次世代に引き継げないというところが問題なのではないかと思います。
これは肉牛や豚の口蹄疫についても言えるのではないかと思います。
口蹄疫のパンデミックも、つまるところ人間の胃袋がこれらの動物の対ウイルス遺伝子が次世代に引き継がれることを妨げているのです。
口蹄疫なんて100%死ぬわけではないのですし、鳥フルと違ってめったにヒトに感染することもないのですから、殺処分しないで自然淘汰させたらいいのです。そうしたら免疫力もできるというものです

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