「アイヌ先住民族決議」が対露領土交渉の"切り札"となる

佐藤優
衆参全会一致で採択された 「アイヌ先住民族決議」が対露領土交渉の"切り札"となる
これまで使っていない大きなカードを二つ日本はもっている
一つ目が、先住民族カードで、二つ目が環境カードである。

先住民族であるアイヌ人が北方4島の返還を要求する

更にアイヌ民族は、サハリン(樺太)の先住民族の一つでもある。先住民族の権利として、サハリン大陸棚の資源をアイヌ民族が要求する。その結果として、日本がサハリン大陸棚の天然ガス・石油資源の開発に関与する度合いを拡大することができる

環境保全という名目で北方4島に進出する
ロシアは、かつて環境破壊を口実に、サハリン2プロジェクトに対する許可を一旦取り消したことがある。ロシア側の真実の目的が、ロシア国営企業の「ガスプロム」をこのプロジェクトに参加させるためであったことは明白だが、サハリンで環境カードを切った以上、日本が「北方4島の環境を保全するために、北方4島で協力体制を構築したい」という提案をした場合、ロシアがそれを拒絶することは難しい

なるほど こういう使い方も あるんですね
当然 ロシアは 無視するでしょうけど・・
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