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朝日に不都合な国際水連の決定 イスラム思想研究者・飯山陽
国際水泳連盟は6月19日、出生時の性別と自認する性が異なるトランスジェンダー女性が女子大会に出場することを規制すると発表した。米国では3月にトランス女性が全米大学選手権の女子500ヤード(約457メートル)自由形で優勝したのを受け、この問題についての議論が激化していた。6月20日には世界陸連、21日には国際ラグビーリーグ連盟もトランス女性の女子大会出場規制について言及した。
朝日新聞はこれについて、紙面に通信社の短い配信記事を掲載しただけだった。
昨夏開催された東京五輪では、五輪史上初めてトランス女性が女子競技に出場した。朝日はこれについて繰り返し報じ、国際的な「性自認」尊重の動きだと称賛、昨年6月12日にオンライン掲載された記事では「ホルモン治療を受けたトランスジェンダー女性が競技上有利という科学的根拠は、既存の研究を網羅した分析で見つかっておらず、IOCをはじめスポーツ科学の権威は、身長や筋肉の量など外見の違いを『個人差』とみなしている」と断定、批判者は差別主義者だとにおわせた。
しかし、同年8月1日付の当欄で書いたように、実は当時からトランス女性の優位性を示す科学的根拠は指摘されており、テストステロン値のみを基準にトランス女性の女子競技参加を認めるIOC基準には異論も多かった。
この度の国際水連などの決定は、朝日の昨年の報道が偏向していたことの証しだ。日頃、熱心にトランスジェンダーなど性的少数者(LGBTなど)について報じる朝日が当該決定について独自記事すら出さなかったのが、ひとつの「答え合わせ」であるとも言える。
国際水連はトランス女性の出場できるオープンカテゴリーの新設を検討すると決めた。トランス女性を競技から「排除」せず「包摂」するためのひとつの解決策になりうる。
しかし、同時に国際水連は、トランス女性が女子大会に出場するには12歳までに性別移行を完了しなければならないとした。これは早期の性別移行を推奨、助長する危険性も孕(はら)んでいる。
この問題は議論の途上にある。日本でも遠からず問題になるだろう。だからこそメディアには偏向なしの、公正な報道が求められる。
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