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あとはおまかせ
蔡英文総統は 最も総統に向いていない人だった
蔡英文総統の党主席辞任で激化する「台湾を巡る米中の綱引き」
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蔡英文総統について、私は2016年5月の就任時に、元秘書役だった人に聞いたことがある。その人は、否定的な見方を披歴した。
「民進党の中で、最も総統に向いていない人が就いてしまった。蔡英文は、学者や官僚としては大変有能だが、政治家に必要な要素、例えば幅広い戦略的ビジョンとか、大勢をまとめる人間的魅力とか、清濁併せ呑む胆力といったものを、まったく持ち合わせていない。
私は彼女に書類を提出するたびに、接続詞や句読点の使い方まで細かく直されたことを思い出す。こういう性格の人が、2300万台湾人のトップに立って、うまく舵取りできるはずがない」
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以前、就任前の陳水扁総統をインタビューした時のことを思い起こした。2時間にわたって話を聞いたが、陳水扁元総統も、どんな問題に関しても正論を吐いていた。
だが、話を聞いていて、「この人の部下にはなりたくない」とも思ったものだ。雰囲気も物言いも官僚的で、人間的な面白みがないのだ。いたたまれなくなって、「水清ければ魚住まず」(水清則無魚)という言葉をどう思いますか?」と質問してしまった。すると陳氏は、ややムッとした表情を浮かべたが、無言だった。
それに較べて、総統就任前の馬英九国民党主席にも話を聞いたことがあったが、こちらは面白かった。どんな話題を振っても持論をぶって、時に私にも考えを聞いてきた。魅力的で幅の広い政治家だった。
要は、日本で言うなら、自民党と旧民主党の違いのようなものだ。自民党議員は金権腐敗の一面もあるが、日本経済を発展させる能力もある。一方、旧民主党の議員は、金銭スキャンダルに見舞われることはないが、大胆な政策を実行するのが苦手である。安倍晋三政権に飽きて、枝野幸男立憲民主党代表に政権を託してみたら、金権スキャンダルはなくなったけれども、アベノミクスもなくなったという状況が、台湾で起こっているのだ。
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