生物学的に日本を滅ぼす判決

占領軍・GHQが
「日本国憲法」に仕掛けた日本崩壊の時限爆弾は
軽薄な裁判官を産み出しながらまだ生きている

西村真悟

生物学的に日本を滅ぼす判決

三月十七日の札幌地裁の三人の裁判官が
壇上で雁首並べて言い渡した判決は、
この裁判官達の頭(おつむ)の中が、
占領軍が仕掛けた
「日本の伝統破壊というシナリオ」通りに機能していることを示している。
裁判官である彼らは、
男と男、また、女と女の「結婚」は、
男と女つまり両性の結婚と
同様に扱う訳にはいかないという
「我が国の公序」は「憲法違反」だと言ったのだ。
では、その「憲法」とは何か?
誰が書いて、
何時公布され施行されたのか?
我が国を占領していた占領軍が書いて、
その占領期間中の
昭和二十一年十一月三日に公布し
翌二十二年五月三日に施行した。

そこで言う。
このような無効な代物(しろもの)を
「憲法」だと大真面目に奉って、
我が国の公序を断罪することが裁判だと思い込むのは
一種のカルトだ。

男と男、または、女と女が
「夫婦」のようにして人生を過ごすのは勝手だ。
しかし、国家と社会が、
男と女の夫婦と、同じように扱うべきだとは、
道理が通らない。

ピアニストのレロ・シロタは、
キエフ生まれのロシア系ユダヤ人で、
ハルピンで山田耕筰と出会い、
妻と五歳の娘ベアテ・シロタを連れて一九二八年に来日した。
そして、東京音楽学校の教授として乃木坂に住み、
ハイソサエティとの多彩な付き合いをしながら快適に
戦中から戦後まで日本に滞在した。
娘のベアテ・シロタは、家庭教師について英語やフランス語を習い、
六カ国語を母国語のように話すようになって十五歳まで日本で過ごし、
単身渡米してサンフランシスコのミルズ・カレッジに入学した。
そして、戦争末期には、
日本人と同じように日本語を話せるので、
アメリカ政府の日本向けプロパガンダ放送を手がけ、
終戦直後の昭和二十年十二月、
日本にいる両親に会うために、
占領軍の要員として、来日し、
二十二歳で、
二十一年二月の占領軍民政局の最大の仕事である
「日本国憲法」の草案作りにおける
人権条項を担当した。
そして、一年あまりで、
敗戦国を離れてアメリカに移住した両親のあとを追って日本を去る。
しかし、数年前に八十余歳で亡くなるまで、
自分は、「日本国憲法」の人権条項を担当し、
日本の女性の権利を向上させたと胸を張っていたという。
さらに亡くなる前に、死後に集まった日本で言う「香典」は、
日本の「憲法九条の会」に寄付してくれと言い残したと聞いている。

この二十二歳のベアテ・シロタという娘が書いた
「日本国憲法の人権条項」を
七十五年後に、札幌の三人の裁判官が、
神のお告げのように奉って
「両親と子供がいる家庭」
が社会の重要な要であり国家存続の根本的要件である
という我が国の普遍的な公序よりも優先させたのだ。
占領軍・GHQが
「日本国憲法」に仕掛けた日本崩壊の時限爆弾は
軽薄な裁判官を産み出しながらまだ生きているということだ。

ここで、
アメリカ流の違憲審査度を導入している「日本国憲法」による
違憲訴訟の実態を概観しなければならない。
まず、憲法九条の解釈を巡る問題は
砂川刑特法事件第一審違憲判決(東京地裁、一九五九年)
長沼ナイキ基地訴訟第一審違憲判決(札幌地裁、一九七三年)
等々多数で跡を絶たない。
さらに、憲法二十条三項の「政教分離原則」を巡る問題も、
津地鎮祭事件違憲判決(名古屋高裁、一九七一年)
愛媛県玉串料違憲判決(最高裁大法廷、一九九七年)
と我が国の歴史と伝統を否定し続けている。
以上の訴訟の本質は、反日政治行動である。
左翼・リベラルは、反日運動、日本弱体化運動に
アメリカ流違憲訴訟を利用しているのだ。
そして、この度の憲法十四条に基づく
同性婚否定違憲判決(札幌地裁、二〇二一年三月十七日)
である。
これ、明らかに、必然的に、生物学的に、日本消滅への道ではないか。

もう、ええ加減にせえ!
無効なものは無効なんだと言い切る時が来ている。
我が国は、「無効な日本国憲法」に依拠する國ではなく、
歴史と伝統の中にある「不文の憲法」の國だ
「不文憲法」ならば、
アメリカ流違憲訴訟の問題を生じる余地がなく法的安定性が確保される。
GHQの思惑通りに反日報道をするマスコミが、
違憲判決が出る度に、
この度のように、鬼の首を取ったように騒ぐこともなくなる。
 

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