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「失踪白人女性症候群」は米国社会の病根をあぶり出す
「白人女性は常に犠牲者である」というステレオタイプが刷り込まれている
シェリー めぐみ
「失踪白人女性症候群」は米国社会の病根をあぶり出す|ニューヨークからお届けします。
アメリカでは最近、若い白人女性の失踪事件がテレビを賑わせています。コロナや政治ニュースを上回るほどの大量の報道に対し「失踪白人女性症候群」という言葉まで登場したほどです。
今回失踪したギャビー・ペティートさんは、ボーイフレンドのブライアン・ランドリーとキャンピングカーの旅に出ていました。ある日、ランドリーが1人で自宅に戻り、その後、ギャビーさんは遺体で発見。ところが今度は、事件への関与が疑われているランドリーが失踪し、まだ発見されていません。
これが2人の失踪前の楽しそうな映像と共にまるで犯罪ミステリーのように連日報道され、視聴者は取りつかれたように夢中で見ています。
そこで出てきた言葉が「失踪白人女性症候群」です。
もちろん正式な病名ではありません。
アメリカでは多くの失踪事件が起きていますが、大きく報道されるのは白人女性ばかり。黒人が失踪事件の30%を占めているにもかかわらず、ほとんど報道されません。そこに人種偏見があるという批判を込めた言葉です。
亡くなったギャビーさんの家族の気持ちは察するに余りありますが、あらゆる失踪事件は人種にかかわらず同等に扱われるべきというのも当然の指摘です。
しかし、ここにはもっと根深い問題が隠されています。アメリカ人には「白人女性は常に犠牲者である」というステレオタイプが刷り込まれているため、多くの黒人男性が無実の罪に問われたり、暴徒化した白人に殺される出来事が繰り返し起きてきました。
今回のランドリーは白人で事件自体に人種は関わっていないようです。しかし人種偏見がアメリカ人の目を曇らせる病根と考えれば、「失踪白人女性症候群」も立派な病と言えるかもしれません。
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