このところ急ぎの修理依頼が増え、なかなか予定通りにいきません
一昨日、お得意様から

「電気の検針に来られた方から、引き込み線の繋ぎの部分の被覆がボロボロになっていて危険なんで至急に直してくださいと言われたから、大至急直してくれないか」
と、急ぎの修理依頼が入り昨日訪問
このような電線の改修はよくありますが、電柱からの引き込み線は活線ですので200Vが常時流れている状態での作業になります
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今回は一般の家庭ですので少し気持ちは楽ですね
屋根に長梯子を掛けての作業

電柱から家屋に引き込まれている電線は1本に見えますが、3本の電線をヨリ1本にまとめています、この電線には100vと200vが流れています

この電線どうしが接触してもショートしないように被覆で覆われていますが、自架設の接続部分は電線の先端30cmぐらいは紫外線に弱い被覆の電線が剥き出し状態で使われているため、20年以上経過すると被覆はボロボロになりまして銅線が剥き出し状態になってしまいます
風で電線が揺れたりすると接触してショートになりかねませんね
このような状態ではそのまま作業が難しいのです
電線どうしの間隔があまりなく、作業中に剥き出し状態の線どうしが触れたらショートして電柱のヒューズが切れたり、身体が触れたら感電してしまいます

なので、いったん被覆がボロボロに剥がれ落ちた引き込み線との接続部分から自前の電線3本のうち2本に絶縁を兼ねてドレンホースで作ったカバーを被せます
このひと手間で気持ちが楽になりますね
被覆が剥がれ落ちた電線に自己融着テープを巻き付け、その上に絶縁テープを巻きます

すべての電線の被覆が剥がれ落ち剥き出し状態の電線にテーピングをしますので、感電しないように慎重に作業
ドレンホースで絶縁していますので気持ちは楽ですね
ドレンホースで絶縁していますので気持ちは楽ですね
残りの線も同じように自己融着テープと絶縁テープで仕上げて完了です

絶縁テープは赤、白、黒と色分けをするのがよいのですが、そこは寛大な気持ちでスルーしてやってください(笑)
きょうはここまで
つづく