トモエデンキの屁の突っ張り

関西では役に立たないことを「屁の突っ張りにもならない」と言いわれますが、そんな倉敷の電器店ブログです。

「引き込み線の改修は簡単な作業なんですが、危険なんです」の巻

2024年12月04日 | 店主


このところ急ぎの修理依頼が増え、なかなか予定通りにいきません


一昨日、お得意様から






「電気の検針に来られた方から、引き込み線の繋ぎの部分の被覆がボロボロになっていて危険なんで至急に直してくださいと言われたから、大至急直してくれないか」


と、急ぎの修理依頼が入り昨日訪問



このような電線の改修はよくありますが、電柱からの引き込み線は活線ですので200Vが常時流れている状態での作業になります


過去の記事


「電柱からの引き込み線補修」の巻 - トモエデンキの屁の突っ張り

某銀行様からのご依頼で引き込み線の修理に訪問長梯子での作業ですので安全対策はしっかりして上がります。電柱からの引き込み線接続部分の被覆が紫外線でボロボロになり剥...

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今回は一般の家庭ですので少し気持ちは楽ですね



屋根に長梯子を掛けての作業






電柱から家屋に引き込まれている電線は1本に見えますが、3本の電線をヨリ1本にまとめています、この電線には100vと200vが流れています






この電線どうしが接触してもショートしないように被覆で覆われていますが、自架設の接続部分は紫外線に弱い被覆のケーブルが使われているため、20年以上経過すると被覆はボロボロになりまして銅線が剥き出し状態になってしまいます



このような状態ではそのまま補修が難しいのです


電線どうしの間隔があまりなく、作業中に剥き出し状態の線どうしが触れたらショートして電柱のヒューズが切れたり、身体が触れたら感電してしまいます







なので、いったん被覆がボロボロに剥がれ落ちた引き込み線3本のうち2本に絶縁を兼ねてドレンホースで作ったカバーを被せます


このひと手間で気持ちが楽になりますね


残りの電線に自己融着テープを巻き付け、その上に絶縁テープを巻きます




すべての電線の被覆が剥がれ落ち剥き出し状態の電線にテーピングをしますので、感電しないように慎重に作業


ドレンホースで絶縁していますので気持ちは楽ですね


残りの線も同じように自己融着テープと絶縁テープで仕上げて完了です





絶縁テープは赤、白、黒と色分けをするのがよいのですが、そこは寛大な気持ちでスルーしてやってください(笑)


きょうはここまで


つづく