日中は納品や工事、訪問しての修理が主な業務ですが、お預かりして持ち帰った修理品は夜な夜な作業したり定休日に作業しています。
ほとんど分解しなければ交換できません
新しい部品には赤丸の部分に半田が盛られているのがわかります。
この盛られた半田を吸い取り組み立て
直りました~
お預かりしていたパナソニックのミニコンポ SA-PMX5
ご購入いただいて8年経過していますがCDの再生ができなくなりました。
本体をお預かりして部品交換します。
事前にメーカーの技術資料より「トラバースユニット」と言う部品の交換で直りそうなことがわかり部品の手配
事前にメーカーの技術資料より「トラバースユニット」と言う部品の交換で直りそうなことがわかり部品の手配
入荷しましたので交換作業に入ります。
ほとんど分解しなければ交換できません
これがトラバースユニット
ディスクを読み取る部品ですが、このような完成品になります。
部品価格は意外に安い
交換がすんで再生のテストをしたところ
“no disc” と表示されまったく動く気配はありません(ノД`)
誤診断か!
このような電子回路の修理にはメーカーさんの技術資料に頼るのですが、それでもわからない時には技術担当者のアドバイスを仰ぐのです。
私「・・・トラバースユニットを交換したのですが動きません」
技術担当者「新品のトラバースユニットには出荷の段階で静電気による破壊を防ぐため半田で一部をショートさせてますから、その半田を取り除く必要があります」
知らなかった・・・
あとで技術資料をよく見ると表記されてありました。
画像ではわかりにくいですが、古い部品と新しい部品を見比べればわかります。
古い部品
新しい部品には赤丸の部分に半田が盛られているのがわかります。
この盛られた半田を吸い取り組み立て
直りました~
メーカーさん、できれば部品と一緒に注意書きも同梱していただければ慌てなくてすんだんですがねぇ(-。-;)
今回の部品は3,000円弱
他のメーカーさんでは10,000円近い部品ですね
お客様も安く直り喜んでいただけました。
きょうはここまで
つづく