トモエデンキの屁の突っ張り

関西では役に立たないことを「屁の突っ張りにもならない」と言いわれますが、そんな倉敷の電器店ブログです。

「トイレに流していいものは」の巻

2019年12月09日 | 店主
朝一に

「早くから申し訳ないけど、トイレにマッチ箱を流してしまって、詰まっているようなんで見て欲しい」

マッチ箱?

トイレに?

私「マッチ箱ぐらいなら、そのまま流れていくと思いますよ」

お客様「それがねぇ、ちょっと大きめで携帯電話ぐらいのサイズなんですよ」

私「それじゃ、トイレットティッシュを少し丸めて水と一緒に流してみてください、そして、同じことを2,3回繰り返して水がちゃんと流れるか確認してみてください」







その後、お客様から

「流した後、しばらくしたらコボゴボと音がして便器の水が少なくなっていった

と連絡が入りまして

あきらかに詰まってます(-_-;)

「そのままにして、後は使わないように、午後2時頃までにはお伺いしますから、少し待ってくださいね」

そうお伝えして、本日の急ぎの用事を済ませて訪問

こちらのお客様宅にはトイレが2ヶ所あり、そのうちの一つが今回の現場


パナソニックのアラウーノ

8年前に私が取り付けたものなんで、サポートも責任もってやります




まず、本体を外し




排水アジャスターを確認すると、奥に何か詰まっているようですが取れません

結局、排水アジャスターを外し異物を取り除き完了

パナソニックのアラウーノで、リフォームタイプは特に気をつけなければならないことがあります。

それは



排水アジャスターを使っていること

排水アジャスターとは

最初に付いていた便器の排水位置に合わせて床の排水管入口の位置を決めているため、メーカーによっては後ろの壁からかなり手前の位置にあります。
これでは新しく取り付けるトイレに合わせて床を壊し排水位置を造りかえなくてよいようになります。

そこで、簡単に排水位置を調整できるよう排水アジャスターを使うのです。

通常のタイプは




便器からまっすぐに排水されますが

リフォームタイプは




排水アジャスターを経由しますので、最終コーナーの所が詰まりやすい



この部分なんですが



固く長い物はこのように詰まります。

過去の事例でも、パナソニックのアラウーノは全てこのリフォームタイプで詰まりが発生しています。

今回の異物は



八淨寺のマッチ箱で、スマホぐらいの大きさ

ポケットに入れていて、用を足した後にポケットから落ちたのを気が付かず、自動洗浄で流れ込んでしまったらしい

気が付いたときには遅かった(ノД`)


自動洗浄もこんな時にはありがた迷惑だよねぇ~


まぁ、トイレに入る時はポケットの中身を出して置くことをおすすめします。


きょうはここまで


つづく