トモエデンキの屁の突っ張り

関西では役に立たないことを「屁の突っ張りにもならない」と言いわれますが、そんな倉敷の電器店ブログです。

「エアコンのガス漏れの判断はここを見る」の巻

2021年08月03日 | 店主
お得意様の会社よりエアコンの冷房が弱いと言うことで訪問

まずはガス圧メーターで圧力チェック





冷房運転をした状態でゲージを接続

低圧の針が約1.1MPa付近にありますので、この時期なら正常と判断







配管の接続部分も高圧低圧共に汗をかいた状態になってますから、これも判断の目安となります。

ガス漏れしているとまったく濡れないか、細いパイプに霜が付いた状態になります。


室内機の状態も確認




熱交換器のパイプも全体が均一に汗をかいた状態ですので、ガスは正常に冷えていると判断


こちらもガス漏れしていると、上部または一部しか濡れないか、まったく濡れないかの状態です。

では、なぜ今回冷えが悪いのか





熱交換器の汚れとファンモーターの回転不足

ファンモーターから異音が出ていますから交換になりますが、既に部品は打ち切りとなっていますのでエアコン本体の交換見積もりをさせていただきました。


現在、風量を最大で連続にすればなんとか部屋は冷えてますので、しばらくはこの状態で使用されるようです。



次に向かった先は




日本電興製の浴室暖房換気扇の交換です。


換気運転でファンモーターから大きな異音が出てまして、モーターは既に打ち切りで供給不能なため本体交換になりました。






同じメーカーの後継機種を取り付けさせていただきましたが、後継機種には照明のスイッチが省かれていまして





新たに照明の配線やスイッチを増設


お客様の希望された位置へのスイッチ取り付けとなりました。


その後もエアコンの修理などであちこち奔走


先日、取り付けだけさせていただいたお得意様宅でエアコンが冷えないと言うことで訪問


ハイセンスのエアコンで、ご子息がアパートから持ち帰り、取り外した状態で1年ぐらい放置されていた物を取り付けさせていただいたのですが


取り付けた時は、量販店が取り外したと言うことでガスは漏れていないはずと判断

取り付けた時に試運転をしてますが、その時は夕方近くで涼しかったため気にもならず・・・(ガス圧メーターはつんでなかったのでチェックはせず)


今回はガス圧チェックをしてみると、明らかにガス漏れ

取り付け時に真空引きをして配管のチェックはしていましたので、取り外した時か保管されていた時にガス漏れしていたと思われます。

とりあえず、規定の量をガス充填して完了

しばらく使っていただき様子をみることとなりました。


ちなみに、ハイセンスと言うメーカーは2010年に設立された中国の企業なんですね



きょうはここまで


つづく