トモエデンキの屁の突っ張り

関西では役に立たないことを「屁の突っ張りにもならない」と言いわれますが、そんな倉敷の電器店ブログです。

「スティッククリーナーはペットのいる家庭には向かない」の巻

2023年03月15日 | 店主

動かなくなったスティッククリーナー


スイッチを押すとランプは点灯しますが、まったく動く気配がありません





シャープ製です


お客様からお預かりして持ち帰り原因を探しますね



分解するのですが隠しネジがアチコチにありますから悩みます(笑)







スイッチのラベルを剥がし







滑り止めのラバーを外して



基板を外すと




お掃除ブラシを外すと







回らない回転ブラシを分解する時にも



これらのネジを外さずに分解しようとすれば・・・わかりますね



メーカーさんも商品のデザインや機能性、安全性を考えながら設計していますから、誰でも分解できるようにはなっていませんね


しかしながら、このスティッククリーナー

改良に改良を重ねているはずなのに耐久性が・・・


スティッククリーナーの弱点である自立性

重心が上にあるので倒れやすいのですよ


倒れたら衝撃でなんらかの故障が出やすいのも確かだ


今回の故障原因は





モーターに繋がれたコネクターが外れていました

通常の使用で外れるとは思われませんから、倒れた衝撃でモーターがズレて外れたのでしょう


それと、吸込み口の回転ブラシ


回転ブラシに絡まるのは少ないですが、内部のモーターの軸には




ペットのわんちゃんの毛が絡まり、モーターは完全にロック状態でした。


ここまでペットの毛が入り込むのはメーカーさんも想定していなかったのか

犬や猫などの短い毛は床ブラシの中まで入り込んでしまうので防ぎようがありません

回転ブラシに絡んだ毛などはお客様でとれますが、モーターの軸に絡んだ毛は取れませんから分解して取り除くしかありません



早急に対策を望むところです。


そんなわけで、犬や猫などペットを飼われている家庭ではこのような吸込み口の回転ブラシが回らなくなる故障が増えそうな予感


スティッククリーナーで気を付けていただきたいこと


倒れないように専用スタンドへ収納か寝かせて収納

吸込み口はこまめに掃除


まだまだ改良の余地はありますから、メーカーさんに望むことは倒れることや毛が絡むことを前提に商品開発をしてより良いモノ造りをしていただきたいと思います。



きょうはここまで


つづく