今日はASUSTEKという、台湾のパソコン部品メーカーの基盤が話題になっていたのでご紹介します。写真がその基盤なのですが、右上に「God Bless Japan」(日本に神のご加護を)の文字が印刷されているのが見えます。これはもちろんこの製品の名前ではなく、この会社の1技術者が、勝手に印字して出荷した物なのだそうです。それを日本のユーザーが見つけ、会社に問い合わせて発覚したとの事。そして驚いた事に、会社は、この事を黙認したというのです。もちろん、どこに発表するわけでもありません。会社の技術者が、日本への思いを製品に込めたなら、それはそれでいいでしょうとしたらしいのです。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120627/chn12062709570001-n1.htm
この事に、日本中からASUSTEKと台湾に対して、感謝と称賛の声が上がりました。私も心温まる思いがしたのですが。そして同時に、「これからはASUSTEKの製品を買う!」「次のパソコンはASUSを導入しよう!」という声が次々に上がっています。そしてそれはあ!っという間にネットで話題になって、口コミで日本中に広がったのです。これでどれほど売り上げが伸びるのかは分かりませんが、企業イメージがものすごく上がったのは事実でしょう。当然の反応だと思いますが、とても今の時代を反映しているなぁとも思いました。
以前にも書きましたが、今は「共感」の時代なんですね。従来の「押しつけ型」のプロモーション(今回の事がプロモーションと言ってるわけではありません)は、全く流行らないという事です。大声上げて製品を見せつけて「買ってくれ買ってくれ!」とやっても、誰も振り向きはしない。こういう、心を込めた「共感」を得られるプロモーションこそが、今の時代本当に受け入れられるのでしょう。
謝謝台湾!
Pray for Japan
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