富士通フォーラム２０１０にて

　先日有楽町で、富士通フォーラム2010が開催されているというので、ちょっと見てきました。富士通製リサイクルコンピュータを取り扱っている我が社ですので、今現在富士通さんがどんな事に力を入れてらっしゃるのか、を知るのは非常に有意義です。時間の関係でセミナーは遠慮させてもらったのですが、展示の方は非常に盛況で込み合っておりました。気になる内容は・・・と言いますと、やはりどちらを見ても「クラウドコンピュータ」に関しての展示が多かったですね。これからの本流になっていくのでしょう、どちらのブースでも熱心にクラウドの未来を説明されていました。
　そんな中一番興味を持って色々とお話を伺ってきたのが、写真の物体です。これ、何だと思いますか？ちなみにこの赤い物体一つ、高さが２ｍ以上あります。つまり相当デカい物ですね。それから・・・そうですね、第一回の事業仕分けでやり玉にあがってました。はいそうです、スーパーコンピューターですね。　富士通さんが現在開発中で、実はそんなに遠くない、２０１２年の秋に完成の予定だそうです。
　スーパーコンピューターと聞いて、見上げるような巨大な図体でなにやら怪しげなメーターやらレバーやらランプなんかが付いてて・・・なんて姿を想像されたとしたら、私と同じ昭和半ば生まれの方でしょう(苦笑。実際は並列式、ですので一つ一つは小さいんですね。実際どんな感じなのか、詳しく聞いてみました。



　はいこれが、最小単位になります「ボード」です。大きさはホントにパソコンのマザーボードを一回り大きくしたような物です。実際作りもパソコンとそんなに変わらないんですね。右側にちょんちょんと４つ、付いてるのがＣＰＵです。銅板が使われているのは、ＣＰＵの冷却が水冷式だから。ちょっとレトロな感じで可愛いですね。ＣＰＵとＣＰＵの間に黒い細長い部品が見えると思いますが、これがメモリ。パソコンにそっくりですが、１ＣＰＵあたり１６ＧＢあるそうです。ＣＰＵはＳＰＡＲＣ６４というのですが、これ、８コアあるそうです。インテルのコア２クアッドで４コアですからその倍あるわけです。さらにそれが４つ、ですので３２コア、あります。それがさっきの２ｍの赤いユニットに、２４枚入ってるそうで。それで７６８コア。その赤いユニットが全体で、何と８００ユニット以上！！つまり、全体で６０万コアを超えるのだそうです！それらが同期を取って計算すると・・・

　なんと！

世界最高峰！の１０万ペタフロップス！　　すごい！！













　　　　　　・・・って、どんなもん？てね(苦笑。

ちょっと分かり易く言うとですね、１兆回のさらに一万倍の足し算掛け算なんかを、１秒で終らせるんだそうで。それは１秒間に一回掛け算が出来る人が一睡もせずに続けても、３億年かかる量なんだそうです。パソコンを結構な台数並べれば勝てるなんて事が言われたこともありましたけど、あれウソなんだそうですね。たとえ１０万台並べても、勝てないそうです。そこで、ちょっとイジワルな質問をしてみました。これ完成したら世界何位になるんですか？と。そしたら出来てみないと分からないけど、上位の順位は変わるでしょうねとの事でした。やはり１位にはなれないんですかねぇ・・・・。でも技術者達はそれを目指して！日々頑張ってるとの事でした。いやホント、頑張って欲しいもんです。

さてこのスーパーコンピューター、名前は何て言うと思います？
実は・・・

現在募集中！だそうですよ！
いやー、スーパーコンピューターに自分の考えた名前が付いたらすごいですよねー。ぜひ一つお考えになってみては！？５月２８日が締め切りだそうですから、ご興味のある方はお早めに！


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